幻光庵　其の九

わが半生

私は随分苦労して来た。
それがどうした苦労であったか、語ろうなぞとはつゆさえ思わぬ。
またその苦労が果たして価値のあったものか、なかったものか
そんなことなぞ考えてもみぬ。
とにかく私は苦労して来た。
苦労して来たことであった！
そして今、此処、机の前の、自分を見出すばっかりだ。
じっと手を眺めるほどのことしか私は出来ないのだ。

外では今宵、木の葉がそよぐ。
はるかな気持ちの春の宵だ。
そして私は静かに死ぬる、坐ったまんまで死んでゆくのだ。

中原中也の「わが半生」だ。
ついレスしたくなったでんぶの書き込みへと捧ぐ。
中原はいい。汚れちまった悲しみになどより終焉の頃の作品はなお良い。

人間折り返し地点に辿り着いたとき、振り返り先を迷う。
その作業はとても甘美だと私は思う。

>>906に対して一言。
私はいつも逆境に立ったとき、それを思う。
そして勇気を奮い立たせる。
そう、このスイッチを押せば、こんなくだらない世界は終わる。
だから押す前に、やれることは力一杯やってみよう。
どうせスイッチ押せば、私の創り上げたこの幻影世界は終わってしまうのだからと。

自殺を前提とした、自己強化の思想だなｗ

んふ。
牧師様釣られましたね（ｱﾊ
中原中也はその名のみ僕の脳にインプッットされている。
君がレスでそれ以上に興味が沸きそうだ。

＞自殺を前提とした、自己強化の思想だなｗ
なるほど。自覚はなかったがそういうことだったのかもしれない。
いや、そうに違いないのだろう。
自身の終焉において自殺と言う形を願望しているわけではないが
自らの命を絶つという前後の心情シュミレーションは時折、
現実には味わえない安堵感で僕を包んでくれる。
死＝究極の恐怖　が世間認識であるが故にこのミスマッチは
ちょっとした愉快さすらこみ上げてくる。

「千と千尋の神隠し」をテレビ放映ではじめてみた。
なるほど絶賛されるはずだ。

エンディングテロップ中に映し出された廃墟の虚無感が
僕の心を捉える。忘れられない風景になりそうだ。

社会という決まりのある枠組みの中で働くということ−
それはとても大事なことであるけれど、それだけに浸りきってしまうと
千尋という本当の自分を忘れてしまいかねない−
ハクは現代のサラリーマンの典型だが、最後に名を思い出すことで
自分を取り戻した。行くところがなくとも自分は取り戻せる。
行く道はそこからまた拓かれる。
正直、勇気づけられた。

しかし現代っ子の千尋もやれば出来るもんだ。
自分たちの子供もそうなんだろう。
守ることだけに関しちゃ堅牢な社会と、そして親がことごとく芽を摘み取っているのかもしれない。
他人事じゃあない・・か。

ある一場面。
千尋「ハクは二人いるの？」

そうさねぇ。社会人はみな自分が二人いるかもね。
本質の自分。組織の自分。
そのふたつがバランス保ってるわけで、どっちか片方でも
やってけないよな。この世界では。

もうね、痛みはないの。残ったのは封印された思い出だけ。
新しい未来をちゃんと見つけたの。
それに向かって歩き出したの。
今はただ・・・・思い出すと少し胸が苦しい事を思い出すだけ。
でも、人生に後悔はないよ。思い出しても今は前ほど痛くない。

汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる

そうか・・・そりゃよかった。
未来を想像したり見ることが出来るなら、もう歩くだけだね。
時は流れる。誰にも止められやしない。
そして人は忘れていく。

>>911
でんぶ君、私はね。
地球上のあらゆる子羊から釣られている。
蜘蛛のような糸を垂らし、子羊達はﾆﾔﾆﾔしながら待っている。
暗い暗い暗黒の海の底で、私はどの釣り糸に食らい付こうか品定めしている。
どうせ食い付くなら、釣り上げられた時、最高にぐぐいっと引き上げられたいものなのだ。
その引き上げのヘタ糞なやつは、網などを使って私を獲得しようとする。
そんな小細工はいらないんだ。
ヘミングウェイの老人と海を読んだことがあるかい？
そう、根性入れて釣るなら1本釣りでやれ。
共倒れになること覚悟で引き上げろ。

あぁ、でんぶ君。
君はそれが出来る数少ない老人なんだ。
それも無意識でな。

ま、何が言いたいかってーと・・・
君は私のﾃﾞﾑﾊﾟスイッチを押しましたね？
↑
これだな。

>>912
こんな私でも映画館へ足を運ぶ。
恐らくその辺にで息をしている輩達より通う数は多いかも知れない。
「千と千尋」は2回見た。
あの美しい映像、日本に欠けていたファンタジー。
ああ、ｱﾆｦﾀだと言いたいんだね、そこの君。
初めて見た時、日本の映画界に一筋の光が射したと思った。
だが、あれ以来。
あれを越える名作が出ない。
光は錯覚でしかなかったのか。
宮崎という鬼才が一人降臨しただけだったのか。

なんだかわからないが、それでも少しずつ邦画のレベルはあがってるのかも知れない。
ちなみにTVで放映しているのも録画してみた。
確かに少しだけ映画より「赤い赤い」と騒がれる色彩であった。

>>914
痛みのある封印された過去には2種類ある。
もしかしたら、私は2種類しか持ち合わせてないのかも知れないが。

１つは
時々思い出して、心をくすぐる思い出。
平凡な未来を歩いていると刺激が欲しくなる。
そんな時、刺激へと足をいざなえば、危険や破滅が待っている。
だから封印された過去を引っ張り出して来て、手に取り転がし
苦々しい思い出をリアルに再現してみたりする。
人間なんてそれで満足出来る場合があるんだ。
あの頃は辛かったよなぁ・・・と振り返り、今を満足させるための思い出。

２つめは
本当に本当にズタズタに傷を負った思い出。
これは、二度と思い出そうとさえしない。
いや持ち主が、あんまり思い出さないのですっかり忘れてる場合もある。
ゆえに封印してもしなくても、思い出すこともない思い出。
だが、何かの拍子で心の奥底を突き破って出現するやっかいなもの。
そんな時いつも我々は動揺を隠せない。

しかしなんて退屈な書き込みを私はしているんだろう。
今が退屈だと文章に現れてしまうものらしい。
いや、退屈というより
星のない宇宙
だな。
でんぶがいつか言っていた。
永遠の闇
闇はいつか明けるものだと思っていたが。
闇の中にいる時は、なかなか気が付かないものなんだな。

うむ。
すっかり荒しになった気分だ。
今夜はこの辺にしておこう。
でんぶがまた子羊のような瞳で訴える。
君は一体何がしたいんだと。
君はそれが面白いのかと。
なのに、いつもでんぶは気が付かない。
でんぶは一体何がしたいのかわからない今
でんぶは今が面白いのか戸惑う
でんぶは、老いてゆく今を憂い不安に思っている。

またな〜ｗ
祈っておくよ。
アーメン†

実はね、老いていく自分を憂いながら不安に思い悩みぬく作業が
割と心地よかったりするんだ。
君だったら分かってくれそうな気がするよ（笑）
なんとなくだけどね。

闇はね、広大だよ。
宇宙を見るといい。
光より闇が多い。
光は莫大なエネルギーが必要なんだ。そして有限。
だからこそ価値があるのかもしれない。
闇は永遠。
なにもしなければどこににでも生まれてしまう。
うまく付き合っていこう。
じゃないとすぐに飲み込まれちゃう。
抗えば抗えるほど。

>>915
グリークラブ出身か？
その歌なら、知ってるぞ。

旧約聖書の一節に確かこんなのがあった。
「私たちはどこから来たのか。そしてどこへ行くのか。」
僕は思う。
　私たちは闇から来た。そして再び闇へ帰る。ただそれだけ。

闇は全ての根源、そして全てが行き着く未来。

ﾊﾟｰﾙﾊﾞｯｸの「大地」に確かこんなのがあった。
「私たちはどこから来たのか。そしてどこへ行くのか。」
主人公は言う。
「私達は土から生まれ、そして再び土に返る。」ただそれだけ。

土は全ての根源、そして全てが行き着く未来。

不完全な死体として生まれてきた僕等は
　　　　　　本当の死体になるために生きている。
　　　　　　　　　　　　いつかは土にかえるために・・・。

ヒュ〜ひゅ〜
ミスターまねっこに幸あらんことを。

しっかし、なるほどね。
すごいや、パールバック。そしてまねっこ（笑）
土って偉大だ。

>>922
私は自他共に認める妄想厨。
様々なことを妄想しては酔いしれる。
だが、見たい夢はいつも見えず、
恐怖だけが不安と共にやって来る。
独りぼっちの老人。
訪れる人も誰もいない家で、
今日は何を食べよう
庭の木が枯れ始めたから秋かな
そろそろ新しい茶碗を買い換えないとならんな
などと、どうでもいいような日常を真剣に考える生活。
時々夜更けに思い出したようにアルバムを開き、
昔を懐かしみさらに寂しさを噛み締める暮らし。
ただじっと死が迎えに来るのを待つ暮らし。

こんな未来妄想をし、今の幸せに安堵する。
結局、早い話「今」に酔いしれる作業だったりする。
愚かなもんだ。

妄想は人ゆえに。
ただ高みへ導かれんことを願うのみ。

ようこそ。
意識の海へ。
この海原の向こうに誰もが望んだ理想郷があるはず。
さあ、ともに航海しよう。
僕と君とで。

妄想あげ炸裂・・・・

こりゃまいった・・

さて、寝よう。
インフルエンザ流行ってるし。

うちの子供がインフルエンザ。
でも、意外と元気。
今年のは軽いのだろうか。
自分はかからないように踏ん張ろう。
そこのあなた、調子はどう？

あと６８か。

そう言えばいつからか、でんふ　になってるね。どうして？

もう少しで春。
今年はお気に入りの景色を探そう。
う〜ん、キーワードは夜桜とそよ風でいくか。
夜桜で１つ、そよ風で１つ。
うし。これだ。

>>935
いや、別に意味はなかったりして。
強いて言えば、以前とキャラクターが変わったような気がしたから。

リアルタイムで来客も久しぶりだ〜そういえば。

みんな生きてて楽しさとか充実感を実感できてる人はどれくらいいるのだろう。
その逆を実感している人はどれくらいいるのだろう。
僕はどちらでもない。
死ぬわけにはいかないから生きている。
生きたいから生きているわけではないようだ（他人事になってしまた）

活きるために生きる・・・あ〜こんな感じいいな。

忙しいのだが、退屈な時間ばかり。
日々こんな繰り返しがいかんのだと思う。

でもこれが平和っていうものなのかもしれない。
ということは幸せなんだな。たぶん。
しかしな〜気分はＢ'sの「蒼い弾丸」（だっけか？）
新規に突っ込んでみたいような。

平穏なくりかえしの毎日をありがたいと思って「いつまでも続きますように」と祈り余計なことをしないのが、
よい子に聞かせる昔話的に言うと、謙虚で末永く幸せでいられる秘訣なんだろう。

今の世にどこまで通用するか疑問だけど、親は少なくとも子にこんなふうにして人生をまっとうしてほしいって思うもんだろうね。

うちの親がそうだったなあ。
余計なことには首を突っ込むな主義。
おとなしくしてろってね。
でもどうだろう。
そんな教育が間違いを犯さない王道の教育だと思ってる風だが
本人の資質とかと合致してしまえば、将来はヒッキーではないだろうか。
ようするに挫折に弱い人間を育ててるにすぎないでは。

今となっては僕が教育する立場。
いろんな意味で僕は立派ではないので、さすがにそういう人になれとは言えないので
ただ、ただ強くあってほしいと願うのみ。

いや〜部屋が寒い。

この板に来てる人たちって、不倫実行者、否定者、野次馬根性者
どの人種が多い？
ま、だれも分からんか。

不倫浮気でもの思うことがだいぶ少なくなってきた。
よい、悪いだの、したい、しちゃいけない、などどうでもよくなって来た。
なんだろ。とっても無感情。

もしかして、おれってもう若くはないのか？
精神的に・・・・

なぜだか、闇を思うと安堵する。
決して光が嫌いなわけじゃないが。
広大な闇といえば宇宙。
そうとりわけ宇宙という闇はとても僕の心を捉えてはなさない。
この闇は無限なのか有限なのか。
人智を超えた想像なのは百も承知なのだが、答えを探し、
とても当たり前なのだが、見つかるはずも無く。
最後に思うのが、星の集まりはきれいだな〜。
うん、なんだかんだで光も結構好きなのだ。

独り言でいけるとこまで歩こうと思ったが・・・・
なかなか進まないもんだ。

ＣＢＳドキュメントの特集。
ちょいと興味。

アメリカの出会い系サイトの事情？

子供がＨＰを運営することにみなさん賛成しますか？
僕は反対。

今日のところはもう限界か・・・・

朦朧としてきた

寝る。

朝、ちゃんと起きれるだろうか。

|∀・)ｼﾞｰ








|）彡 ｻｯ

あ、背後に人影が・・・・

無事起きれた。
出勤準備完了。
では、出る！