13 :
マドモアゼル名無しさん:
酸っぱいブドウの心理
一匹のキツネが、高い枝にあるおいしそうなブドウを取ろうと、何度も飛び上がる。
けれどももう少しのところでブドウに届かない。
結局、諦めざるをえなくなったキツネは、
「あのブドウはどうせ酸っぱいさ」
と言い出したという。
取ろうと思えば取れたのだが、ブドウが酸っぱいとわかったから取るのをやめたというわけだ。
このように自分の欲望が果たせなかったとき、この欲望と現実のあいだの矛盾を、
自分の都合のいい理由で埋め合わせようとする心理メカニズムを、
心理学では「合理化」の一種の「酸っぱいブドウの論理」と言う。
キツネ=家具師 ブドウ=A