>>154、ありがと。
『能力に恵まれ、順調に世の中を生きているAB型は多いのですが、
大きな仕事に成功する人が少ないのが気になります。最後に妥協して
周囲から信頼を失うからでしょう。が、周囲から絶対的な信頼を寄せられ
ようとは、AB型は少しも思っていません。他人の評価など、まったく無頓着
なのです。世間の常識となっているような規則や形式などにも、まったく
こだわりません。他人の目をあまり意識しないからです。これはやはり気質の
もつ明るさ、大胆さの性格表現といえるでしょう。しかし、新しい仕事を
始めるときには、いきあたりばったりではなく、これまでのしきたりや習慣を
いかにしたら越えられるかをしっかりと見きわめるために、綿密な準備を重ね
ます。準備をととのえる作業を、仕事そのものとさえ考えています。
AB型の無頓着さだけを観察した人は、鋭さを洞察できず、のんきで、おおざっぱ
悪くいえば無神経と誤解します。また正義感がなく、平気でウソをつくと
考えられがちですが、そうではありません。ウソに対しては敏感で、激しい怒りを
見せます。ウソや偽善、権力に困らされている弱いものを見ると、深い同情を
寄せ、相手を徹底的に憎悪します。なかには自分の行使できる方法や手段によって
容赦なく相手をたたきふせるために立ち上がるAB型もいます。』
(『続・AB型人間』鈴木芳正 サンマーク文庫より抜粋)