>>301 > 問題視するテレビ局がないのはなぜ?
そういえば、むかしテレビで血液型性格判断をきちんと批判した番組があった。
昭和62年12月6日放映の、巨泉のこんなモノいらない!?
番組では血液型はABO以外に様々あり、全部で60種240型あり、
延べ9600万通りのカップリングが可能であり、
ABOのたった4種類で分類することが、いかに大ざっぱかと説明された。
相性が最悪のはずなのに、仲の良い芸能人カップルや、
相性が最高のはずなのに、離婚した芸能人カップルの例をあげ、
本では具体的な例があげられていても、反対の例もいくらでもあげられた。
他にも多くの反対例があげら、当たってない実例が多数報告されていた。
ブームの仕掛け人能見俊賢氏のインタビューが流され、
「統計上の事実」との主張に、統計の方法を尋ねると、
「最初に私が出した本の愛読者の中からです。この読者の方で、
特に「血液型に興味あり」という人がアンケートにも非常に協力的だろう、
という考えで回答を募りました。地域的に言うと全国から集めていることになります。」
と答えている。統計とは何なのか、まったくわかっていない。
最初の本を読んで、自分の性格を思い込み、しかも「血液型に興味がある」
という人は、すでに先入観をもっているから、いくら集めても意味はない。
本を読んで、当たっていない、興味がないと考えた人は排除されている。
番組では能見説は、昭和2年に発表され学会で否定された古川説の焼き直しだとし、
能見説と、その60年前の古川説とを比較している。
(古川説) (能見説)
A型 自分を犠牲にする人 感情や欲求は抑制する
B型 気軽に人と交わる人 差別なく人と親しむ
O型 精神力の強い人 バイタリティがある
AB型 内と外とが異なっている人 二面性を合わせ持つ