新・中田英寿を考える

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821知らなかった。ミランもいろいろ
ミランの黄金期にはバレージがチームを仕切っていたが、
オランダトリオ(ファンバステン、グーリット、ライカールト)の発言力も
強かったため、チーム内の権力はバランスを保っていた。
ミランのロッカールームが注目を浴びたのは、
ダーヴィッツ(現ユベントス)の移籍騒動が持ち上がった時だ。
アヤックスから鳴り物入りで加入して来たこのオランダ人は、
ミラン内部に根を張った上下関係を無視、
自分の意見を120%チームメイトに主張する。
結果、マルディーニら長老組みの反発を買い、
試合でも最後までチームに馴染む事が出来なかった。

ダーヴィッツがユベントスに移籍する時、
コスタクルタは『これでやっと、
ミランのロッカールームから腐ったリンゴがなくなる』と吐き捨てていたが、実力は申し分なかったダーヴィッツはユーベで大活躍。
ユベントスが25回目のスクデット(97〜98)を獲得するのを、
ミランは為す術も傍観するのみであった。