今までは前置きとしてこの記事がなかなか面白かったんだよな
フランスの経済学者の21世紀の世界の流れの予測が面白い
FIFA帝国市場主義
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/takkun/article/165 更に昨年12月に決定した22W杯開催国カタールのアジア杯開催も当然世界の衆目に晒されます。
そもそもFIFAの新市場拡大路線の始まりは94アメリカ大会であり、その流れから02日韓大会と10南アフリカ大会がある
この後もFIFAプラッター会長は中国・インドの巨大市場での開催を匂わす発言を繰り返し、更にその勢いを世界中に拡大せんとしています。
いわゆるBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)プラス中東諸国はその資金力と経済発展の勢いでそのままサッカー大国になるかどうかは別にして、FIFAはこれからその全ての国でW杯を開催するという野望を画策している訳です。
フランスの経済学者ジャック・アタリ氏は『5つの波』と称して21世紀の世界の流れを予測しています。
第1の波は『アメリカ支配の崩壊』これは米国の崩壊ではなく、世界から撤退して国内保護主義に走る可能性を示唆しています。
第2の波は『多極型秩序』これはG20を中心とした国々が世界を統治するという流れです。
要するに米国以外に重要な役割をする国が増える様になります。
ただ国家はグローバルな市場より弱く、やがて『多極型秩序』は失敗に終わるだろうと彼は予想しています。
その後に来る第3の波が『グローバルな統治・超帝国』と彼が呼ぶ 市場そのものが帝国になる時代です。
アタリ氏は2040年辺りに来るのではないかと予測。
エンターテイメント(人の目をそらすため)と保険(金のリスクを守るため)がキーワードとなり、更にインターネットとナノテクノロジーが人を監視する時代になります。
ここまでの流れは現在でも充分にその可能性が感じられますが、続いてエネルギーや食糧・水不足による第4の波『超紛争』から
2060年辺りには第5の波『利他主義に基づく超民主主義』に至るとの事。
半世紀後の未来までは想像出来ませんが、この一連の世界の波に乗ったFIFA帝国の市場主義はしばらくとどまる事を知らないでしょう。