Schalke 04 内田篤人 part230

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41名無しに人種はない@実況はサッカーch
 まや、とウッチーが耳元で囁く。そのまま耳たぶをじんわり噛まれて、思わず声が漏れる。痛いのか、気持ちいいのか分からない。
 するりと長い指がジッパーを下げる。あ、と思う間もなくそれがウッチーの目に晒され、そして。
 ひどく熱い口の中に。
 あの夢のままの快感に俺は呻き、急に快楽に落ち込んで付いていけない身体は容易にウッチーの手の中で転がされ、暴かれていく。
 初めて抱かれる女の子みたいに息を弾ませて、とりあえずそれを止めさせようとウッチーの身体に触れると。
 ウッチーは、全身にしっとりと汗をかいていた。ふるふる震えているのに、外は凍えそうに寒いのに。
 赤い舌の中、自分のそれが余りにグロテスクに見えて目を反らすと、ウッチーの目が悲しげに伏せられた。
「あ、違くて…あ」
 またすっぽりと咥え込む頭に、恐る恐る触れる。そっと子供にするように撫でる。気持ちいいと俺が思ってるのをウッチーに知らせるために。
 声を漏らすと、ウッチーの舌がますます早くなる。とろとろ出てくるものをじゅっと吸われて、その音にさえ興奮してまた、ぐうと膨らむ。
 そういえば風呂にも入ってないと青くなって、練習後シャワー浴びたからいいか、なんてどうでもいいことを頭の中で考えようとするけど。
 やばい、気持ちいい。
 久々に人の手で与えられる刺激に、恥ずかしいけどあっという間に達して、しかもそれはまだ口の中で、さすがのウッチーもどうしていいか分からず口に含んだまま、苦しげに噎せてる。
「あ、ウッチーこれ」
 ティッシュを何枚か抜き出して口元に当ててやると、ウッチーは苦しそうに首を振って、こくりと喉を鳴らした。口を手で押さえるようにして、またごくり。
 その意味が分かった瞬間、頭の中が真っ白になった。
 なんだ、これ。
「…まや」
 まだその舌が白く染まっているように見えて、目の奥がチカチカするほどそれは刺激的で、もしかしたら咥えられたより飲まれた方が殺人的に頭がおかしくなって、もういいか、と思った。
 ウッチーの噂も、その新しい噂の男になるのも、明日の朝泣かれたって、もう隣にいられなくなって、遠ざけられても。
「ウッチー」
 だってなんでこんなに、なんでウッチーは可愛いんだろう。酒に酔ってるからでも、明日の朝には忘れてても構わない。