http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/11/2012051100356.html Kリーグ:鄭総裁「必ず野球人気を上回る」
「プロ野球の人気がとてもうらやましい。だが、今はうらやましいが、プロサッカー(Kリーグ)は必ず野球人気を
超えるはずだし、超えられる」
韓国プロサッカー連盟の鄭夢奎(チョン・モンギュ)総裁(50)の声には力がこもっていた。鄭総裁は9日、
テレビ朝鮮のニュース番組の収録で、韓国プロサッカーのトップとしてビジョンを述べた。企業家(現代産業
開発会長)としては一度もテレビ番組のインタビューに応じたことがなかったが、プロサッカーの発展のために
テレビ出演を決心した。
鄭総裁はよどみなく話を続けた。普段から公の場で話すときは必ず原稿を用意するが、この日は異なった。
原稿に頼らず、自信たっぷりに思いを語った。
「サッカーを観戦するときは特定のチームを応援した方が面白いが、総裁になってからはスタジアムで応援す
ることができず、残念だ」という冗談でインタビューは始まった。鄭総裁は釜山アイパークのオーナーでもある。
釜山は現在、粘り強い組織的な守備を生かしてKリーグで5位(5勝2敗4分け)につけ、昨年のチャンピオ
ン、全北を上回っている。
軽やかなムードは、野球の話が出ると一転、真剣になった。鄭総裁は「プロ野球の人気の高さがとてもうら
やましい」と話しながらも「プロサッカーもプロ野球以上のコンテンツ競争力がある」と強調した。「さまざまな種
をまけば、そのうち一つが実を結ぶはず。その時期は今年かもしれないし、来年かもしれない」と話し、自信
をのぞかせた。
>>442 さらに、そのための条件として、テレビ中継の増加と、ソウルを本拠地とする球団の増加を挙げた。
テレビ中継については、先月からKリーグの中継を開始した総合編成チャンネル「テレビ朝鮮」への期待感
をあらわにした。鄭総裁は「スタジアムに足を運べない日は、テレビ朝鮮の生中継を見て楽しんだ。画面に
躍動感があふれていた」と評価した。ただし、鄭総裁は、残念な点もあるとして「より多くの試合がお茶の間
で見られるようにしてほしい」と笑顔で注文した。テレビ朝鮮は現在、毎週末にKリーグの試合を1試合ずつ
生中継している。
ソウルの北側と南側をそれぞれ本拠地とする新チームのKリーグ参加も、鄭総裁が話した「種」のうちの一
つだ。鄭総裁は「人口1000万人都市には、サッカーチームが4−5チームぐらいあってもいい。(南側の)江
南地域と(北側の)上渓洞(蘆原区)あたりに1チームずつ誕生すればいいと思う」と述べた。
鄭総裁は最後に「Kリーグが本来の姿を取り戻し、誠実なプレーをファンに見せてくれれば、今よりはるかに
面白くなるだろう」と述べてインタビューを締めくくった。鄭総裁のインタビューは11日午後3時10分から、テレビ
朝鮮のニュース番組で放送される。
イ・ジョンチャン・テレビ朝鮮記者