‘献身’したチェ・ウンソンが‘古靴’になる悲しい自画像
記事入力2012-03-07 08:02
大田のために15年の間奉仕したチェ・ウンソンが結局寂しくチームを離れた。 ‘献身’ひとりが‘古靴’になる、
Kリーグの悲しい自画像だ。
[毎経ドットコムMKスポーツ イム・ソンイル記者]
http://imgnews.naver.com/image/mk/2012/03/07/0090002656035_0.jpg 大田のレジェンド チェ・ウンソンが結局チームとの決別を宣言した。 球団との摩擦を醸し出して大きく傷心したチェ・ウンソンは
6日午後、大田市庁で球団オーナーのヨム・ホンチョル市長に会ってチームに復帰する意向がないことを伝えた。 世論が悪化
した後、ヨム市長まで出てあたふたとチェ・ウンソンの心を変えようと努力した大田だが、後の祭りだった。
慶南で相変らず強固な守門将の役割を受け持っているキム・ビョンジ(568景気(競技)/7日現在)と、昨シーズンを最後に引退
した浦項のキム・キドン(501景気(競技))に続き、Kリーグ通算出場3位(464景気(競技))の大記録を継続していた生きている伝説
チェ・ウンソンのストーリーは、予期しない石クチバシにかかって止まってしまった。
キム・ビョンジ(蔚山-浦項-ソウル-慶南)とキム・キドン(富川-浦項)は各々複数のチームで作った記録だが、チェ・ウンソンはただ
大田の赤紫色ユニフォームと共に築いた歴史だ。 だから、1997年大田に入団して去る14シーズンの間ひたすら大田のために
だけ走ったチェ・ウンソンが押されるように放出されたという便りは、とても驚きだった。 再契約交渉の過程で意見の相違があった
ということが、金銭的理由よりもさらに衝撃だ。
昨年江原FCから引退式まで払ってフィールドを離れたイ・ウルヨンは、MKスポーツとのインタビューで、“後輩らにこういう先例を
残したことが誇らしい”と告白した。 大部分の老将選手たちがキャリア末になれば、球団と摩擦を醸し出して押されるようにチームを
離れる風土への物足りなさを遠回しに表現したのだ。
>>763 全北のイ・ドングクはアン・ジョンファンの引退が決定される頃“兄の選択を尊重する。 一方ではうらやましいという考えもする”と
話した。 彼は“歳を取れば自分の意志と関係なしに、他意によって追い出されるように引退する場合が多い”としながら、“自ら
退く時を分かるということ、自分が引退したい時に美しく引退するのは容易ではない”と述べ、イ・ウルヨンと似た見解を明らかにした。
残念だが、イ・ウルヨンとイ・ドングクの言葉がKリーグの悲しい自画像だ。 輝かせて包装して重ね重ね自慢しなければならない
歴史を自ら傷つけるのを本当に平然と行っている私たちの現実だ。 イ・ドングクは“サッカーシューズを履く時、私が望んで履いた
ように、脱ぎたい時も私の意志で脱げれば良いだろう。 誰かが脱げと言って脱ぐならば、本当に気に障ることだ”という悲痛な思いを
伝えることもした。 チェ・ウンソンの心中がいかばかりか、推察するのも難しい。
名誉な引退はさておき、それこそ‘献身’したチームの象徴的人物があたかも‘古靴’のようにけり飛ばされた。 チェ・ウンソンに
深甚なる慰労を伝えて、この悲しい自画像を見る私たちのお互いを慰めるとしよう。
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헌신=献身=古靴