イタリア・サッカー協会の規律委員会は14日、同国1部リーグ(セリエA)での
不正疑惑に関し、4クラブに対する処分を発表、昨季リーグで2連覇を果たした
ユベントスを2部(セリエB)に降格し、2004−05年と昨季の2度の優勝を
はく奪する処分を決めた。ラツィオ、フィオレンティナも2部へ降格される。
ACミランは降格を免れたが、欧州チャンピオンズリーグへの出場権を失った。
4チームは勝ち点を減点された状態から来季をスタートする。
同協会の調査スタッフが請求した求刑に当たる処分内容は、ユベントスが3部
(セリエC1)降格と2度の優勝はく奪、他の3クラブは2部降格だったが、
一部で軽減された決定となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000058-kyodo-spo ■1年で1部復帰は非現実的=ユベントス
イタリア・サッカー協会のスポーツ裁判の審理では、3部降格を「求刑」された
ユベントス。2部降格処分は、刑を軽減されたとの見方もできるが、来季は勝ち点
マイナス30からのスタート。1シーズンでの1部復帰は現実的には可能性は低く、
主力の大量流出が避けられない状況になれば、3部降格の危険が生じる可能性さえある。
一方、同じくイタリアを代表する強豪ACミランは、欧州チャンピオンズリーグ
出場権を失ったが、1部にはとどまった。地元では、前イタリア首相のベルルスコーニ会長の
政治力が働いたとのうわさだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000033-jij-spo