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 [シン・ムンソンの観戦評] 鈍いパス ・ 遅い攻守転換 … 戦術受け入れられないで

[京郷新聞] 2011年 09月 21日(数) 午後 10:23
オマンを相手で勝ち点 3を取りそらえたという結果にだけ見れば合格点を与えるに値する.
しかし内容はあまり満足ではなかった.

高いボールシェアにも多くのゴールを作り出すことができなかった最大の理由は攻守転換
の速度で相手を圧倒することができなかったからだ.

韓国は短いパスを取り交わして表では多くの攻撃をすることのように見えたがいざ実利あ
る場面を作り出すことができなかった. パスがとても細かったし, 相手守備の裏をかく鋭
いスルーパスもあんまり出なかった.

相手が戦列を整備して守備の深み, 間隔, 幅などで安定感を維持する時これを破るために
はポジションチェンジとオーバーラッピングプレーで空間を新たにつくらなければならな
いのにこんな戦術がよく成り立たなくて惜しかった.

これは前方攻撃手たちの位置選定や空間浸透など動きが効率的ではなかったという意味だ.
ワントップ白川席や左右羽故無熱とゾヤングチォルが先に動いて相手を誘導してこれに
よって作られた空間で仲間たちが侵透して第2, 第3のボール出す所を作らなければならな
かったが攻撃陣の動きがとても 1次元的だった. 前線が知能的で鋭いと 2線の動きとパス
も威力を発揮することができる. 地獄の中東遠征を突破するためには破壊力と動きを取り
揃えた前方攻撃手の補完が至急なことと見えた.

守備時には韓国のミッドフィルダー, 攻撃手たちの守備転換がのろくて相手攻撃を楽にし
てくれる問題も露出した. 五万攻撃手 2~3人がパスを取り交わして韓国門前まで迫ること
ができたことはそれほど中間段階での圧迫と協力守備がまともに成り立たなかったという
傍証だ.
瞬間的な集中力低下でシューテングまで許容するくらっとする場面も見えたが守備はただ
一瞬の油断も許容されないということを肝に銘じなければならない. こんな現象がしばし
ば起きれば不安感で作用し攻守, ミッドフィールドのバランスにも悪影響を及ぼすように
なる.

ユンビッがラムは誉めるに値した. フリーキックゴールも完璧だったが攻撃の展開方向を
自由自在に変えて攻撃を解いて行く腕前が非常に印象的だった.

ユンビッがラムのフリーキックゴールがなかったら競技(景気)の流れ, 内容がもっと心細
く展開されることができたかも知れなかったでしょうにそんな点を勘案すれば褒め言葉を
惜しみたくない.

シン・ムンソン | 明智大教授