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324内紛相次ぐKリーグ 1/2
サッカー:内紛相次ぐKリーグ
李天秀の無断離脱にペナルティー

ただでさえ人気低迷に苦しんでいるプロサッカーKリーグが、全南の李天秀(イ・チョンス)への
ペナルティー事件や大田での内紛などによって危機に直面している。

全南は29日、海外への移籍交渉の過程でコーチ陣と衝突し、練習に参加せずチームを無断で
離脱したとの理由で李天秀を「任意脱退選手」とすることをKリーグ側に求めた。Kリーグが双方の
主張を聞いた後、任意脱退選手とされると、選手活動や給与の支給などが停止され、国内のほか
のクラブへの移籍もできなくなる。サウジアラビアのクラブへの移籍交渉を進めている李天秀は
海外への移籍は可能だが、韓国国内では居場所がなくなる。

全南は「28日、アウェーでの浦項戦の前に『有終の美を飾ろう』と李天秀にチームへの合流を求め
たが、聞き入れずに無断でチームを離脱した」と非難すると、李天秀は「股間(こかん)の負傷で
出場できない状態だった。キム・ボンス・コーチがガラスのコップを投げるなどしてきた」と反論している。

昨年7月、フェイエノールト(オランダ)から水原にレンタル移籍した李天秀は同12月、監督の指示の
不履行および練習への不参加などの理由で水原から任意脱退選手とされた。この処分が撤回され
ると、今年2月27日に全南にレンタル移籍したが、4カ月後に、再び任意脱退選手となりKリーグで
活動ができなくなる危機を迎えている。

最近、内紛が頂点に達して宋圭秀(ソン・ギュス)社長と金浩(キム・ホ)監督が共に辞任した大田も
サポーターの怒りを買っている。クラブのホームページには「今後、大田の試合は見に行かない」
「サポーターズクラブから脱退する」「大田は腐ったクラブだ」といった抗議が殺到している。フロント
側は▲ 監督と特定エージェントとの癒着▲フロントに口出しするなどの越権行為−などを指摘し、
金浩監督は▲フロントの支援不足▲不透明な会計管理−ほかを非難するなどして対立した末、
25日に社長と監督がそろって辞任した。サポーターらはフロントや監督だけでなく、クラブの運営へ
の最終権限を持っている理事会も責任を取るべきと非難を強めている。