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サッカーW杯:許監督が語る韓国代表とは

サッカー韓国代表を率いる許丁茂(ホ・ジョンム)監督(54)は勝利に飢えていた。許監督はこれまで、
新たな選手を発掘するため力を注いできた。ワールドカップ(W杯)アジア最終予選も残すところ3試合と
なった。許監督は21日の代表メンバー発表後、少し疲れた表情を見せた。

許監督に韓国代表についての考えを聞いた。「外部の人間はあまり分からないと思う。うちのコーチ陣は
Kリーグの試合があるたびに、試合前に競技場へ行き、選手らを見ている。行けなかった試合は必ず
ビデオでチェックする。われわれほどKリーグを理解している人はいないと思う」。許監督の疲れた表情は、
代表チームを補佐する作業がどれだけ大変なのかを物語っている。

許監督は2007年12月、W杯7連続出場の重責を担って代表監督に就任した。W杯予選の北朝鮮戦で
3試合連続ドローだったことから、マスコミに叩かれたりもした。一方最近は「ツキがある」との声が多い。
ホームでの北朝鮮戦、第4戦では鄭大世(チョン・テセ)のシュートが事実上ゴールラインを割っていたが、
ノーゴールと判定されたこともあり勝利を収め、アウェーでのサウジアラビア戦では李栄杓(イ・ヨンピョ)
が相手選手の放ったシュートを2度も体で止めるという珍事があり、そのおかげで勝利した。

これについて許監督は「神が助けてくれたのかも。一生懸命やれば、運も付き、天も味方するという思いが
した」と話した。

代表チーム運営については「競争」という単語を繰り返した。「選手もチームも崩れるのは一瞬。一方強い
チームを作るには長い時間がかかる。強いチームを作る方法? それは競争だ。競争がなくなればチーム
は一気に弱体化する」。

だが、代表チーム内の競争のために許監督が取った方法には批判も多かった。許監督はメンバーを度々
変更すると、「いつまでテストするつもりなのか」との不満が噴出した。許監督はこうした指摘に反論した。
「2002 年、ヒディンク監督のときもニューフェースが多かった。彼がやったら挑戦で、われわれがやれば
冒険なのか。今後も必ずすべきこと」