>>933 原理は単純だ。スタジアムの高い位置に設置された16のカメラがピッチを16に分け、それぞれの映像を
撮影してコンピュータに転送する。コンピュータは16の映像を組み合わせて一つの平面に映し出し、選手
とボールを点で表示する。3次元で行われている実際の試合が、2次元のコンピュータ画面に点として再現
されるということだ。カメラが見失い安い状況、例えば複数の選手が1カ所に集まって再び散る場面などでは、
テクニカルスタッフが手作業で補正する。追跡によりはじき出された結果はすべて数値として表示される
ため、走らない選手は誰なのかもすぐに分かってしまう。
◆韓国ではまだ始まったばかり
Kリーグでの試合分析システムはまだ始まったばかりだ。韓国プロサッカー連盟の記録を管理する子会社
「Kリーグ・アイ」は11日、Kリーグ第9節に行われた7試合を分析した「フルタイム・レポート」を初めて発表した。
フットボール・データ・アナリシス・システム(FDAS)と名付けられたこのシステムを利用すれば、チームごと
のボールタッチの回数や支配率、パスの成功率、前進パスの回数、ドリブルの成功率などを分析してデータ
化することができる。
この資料は今後、プロサッカー・データベースとして保管される予定だ。しかし現段階ではまだ不十分な点
も多い。個別のデータは、試合会場に配置された4人の記録係が直接手作業で算出する。目で直接数えた
結果を入力するという形だ。
朴智星を撮影したあのコンピュータ・トラッキング・システムも、今年後半ごろにはKリーグにも導入される
計画だ。それが実現すれば、韓国のプロサッカーでも「さぼっている選手」の居場所はななくなってしまうだろう。
http://file.chosunonline.com//article/2009/05/12/721668314883039300.jpg 欧州サッカー連盟(UEFA)のトラッキング・システムは16のカメラで撮影した選手たちの動きをコンピュータに
転送し、3次元の実際の試合を2次元の映像で再現する。選手は背番号が描かれた点として表示され、数々の
データが数値化されて視聴者に提供される。
元記事
http://www.chosunonline.com/news/20090512000036