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サッカー:李雲在「ぜい肉騒動はプレーで鎮める」
李雲在

 韓国代表のGK李雲在(イ・ウンジェ)=36、水原=が「ぜい肉との闘い」を宣言した。李雲在の体重は
現在90キロ(身長182センチ)だ。

 李雲在のぜい肉が取り沙汰され始めたのは、ワールドカップ(W 杯)アジア最終予選イラン戦(11日)
の前に行われたシリアとの親善試合(1日)。李雲在は当時、カムフラージュのために後輩のGK鄭成竜
(チョン・ソンリョン)=24、城南=のユニホームを着用したが、ユニホームがぴちぴちで今にもはちきれ
そうな状態だった。この姿を見たファンらは「国家代表のGKにしては、あまりにも体重管理がずさんだ」と
批判し始めた。「李雲在のぜい肉」をめぐる非難はイラン戦(1−1)の際、相手FKで失点し、さらに火が付いた。

 だが李雲在にも言い分がある。2002年W杯韓日大会で活躍した当時に比べ4キロ体重が増えたとはいえ、
普段体重が増えないように並々ならぬ努力をしているとのこと。李雲在は「僕を大食いだと思っている人が
いるが、実際はそうではない。夜食はもとより、(汗をかかない)肌寒い日には水もあまり飲まない」と話す。
また、李雲在は無理な減量のせいで、1996年のアトランタ五輪に出場できなかった苦い経験を持つ。一時
体重が92キロだった李雲在は、監督から減量を命ぜられ、努力の末に76キロまで体重を落としたが、無理
がたたって肺結核を患い、1年間の休養を強いられた。

 李雲在は「体重が増えても、GKとしてのプレーには支障はないと思っている。体重のせいでプレーに問題
が生じるようなら引退するつもり」と語り、「ぜい肉騒動」をプレーで鎮めるという意気込みを見せた。

キム・サンミン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版