>>366 平昌冬期五輪、釜山五輪、W杯など、すべてに開催するだけの価値があり、またそれらを応援したい
思いもある。しかし問題はこれら3大会の誘致が成功するかの計算の仕方が非常に難しいということだ。
まずは2016年の夏季五輪誘致に乗り出しているシカゴ、東京、マドリードのうち、どこが誘致に成功
するかが大きな変数となる。今年10月にコペンハーゲンで開催されるIOC(国際オリンピック委員会)
総会で東京が誘致に成功した場合、大陸別循環原則によって、釜山の2020年大会開催は難しくなる。
そのため最近釜山市とシカゴ市は五輪誘致に向けて協力することにした。だとすれば平昌は東京が
五輪の誘致に成功した場合、釜山との国内における競争では有利になるが、隣国が夏季五輪と冬期
五輪を相次いで誘致するのに問題はないのかという国際的な非難が起こる可能性もある。
さらにW杯の変数だ。五輪とW杯は完全に別の大会だ。しかしどちらも韓国が行おうとすれば、他国
から歓迎されるわけがない。3大会の誘致は関係者にとっては念願かも知れないが、どれも複雑な
利害関係が絡み合っている。
この複雑な関係は、10月にコペンハーゲンで開催されるIOC総会まではおそらく続くだろう。韓国政府
はいずれか一つの大会だけを承認することも、また3大会すべてを承認することも難しい。さらに立場を
明確にする時期についても、先送りすることも急ぐこともできない困難な状況だ。
ペ・ミョンチョル釜山取材本部長
http://www.chosunonline.com/article/20090210000037