ようやく、しおらしくなってきた韓国サッカー3630

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366平昌、釜山、サッカー協会の対立 1/2
平昌、釜山、サッカー協会の対立

2018年平昌冬期五輪、2020年釜山夏季五輪、2018年か2022年のサッカー・ワールドカップ(W杯)。
今韓国で誘致を目指す3大国際スポーツ大会だ。

 平昌冬期五輪は国民の念願と熱烈な支持を得て、いったんは誘致直前にまでこぎ着けたが結果
的には涙を飲んだ。現在3回目のチャレンジに向けて準備が行われている。釜山五輪は1988年の
ソウル五輪に続き、韓国で2回目の誘致に乗り出すことになる。

 しかし残念なことに、どちらの大会も誘致に向けた努力は排他的競争関係にある。ある国で冬期と
夏期の五輪を続けて開催するのは、国際的慣例からして実現の可能性は非常に低い。そのため
冬期五輪の3回目の挑戦を宣言した江原道は、釜山市が後から夏期五輪の誘致を宣言したことに
ついて顔をしかめている。釜山市も江原道の顔色をうかがっているようだ。韓国が冬期五輪と夏季
五輪の両方を誘致するのは難しいため、国際的な誘致合戦に臨む前に、平昌と釜山のどちらかを
選ぶ国内での争いを先に済ませなければならない。

 平昌と釜山が激しい神経戦を繰り広げる間に、3日になって突然、大韓サッカー協会が2018年か
2022年のW杯誘致に乗り出すと宣言した。 FIFAが定める誘致意向書提出期限が3日だったことから、
サッカー協会も特別な準備もなしに突然下した決定という感じがする。しかし鄭夢準(チョン・モンジュン)
FIFA(国際サッカー連盟)副会長が「実現の可能性は十分にある」と支持の意向を表明したことから、
「見込みがないのに宣言だけしたのでは」とばかりはいえなくなった。

サッカー協会によるW杯誘致の表明に対しては、江原道も釜山市も当然のことながら当惑している。
強力なライバルがさらに一つ突然現れたからだ。一部では「韓国による国際スポーツ大会の誘致が
加熱しすぎている」という指摘もある。世界的なスポーツ大会は何でも誘致するというのだから、「韓
国はあまりにも出過ぎた国」という印象を与えかねないということだ。しかし最近は麗水の国際博覧
会や大邱での世界陸上、仁川アジア大会などの誘致にも成功している。熱い情熱が高い成功率と
いう結果につながったということだ。
367平昌、釜山、サッカー協会の対立 2/2:2009/02/10(火) 12:07:07 ID:iVNkTM8L0
>>366
平昌冬期五輪、釜山五輪、W杯など、すべてに開催するだけの価値があり、またそれらを応援したい
思いもある。しかし問題はこれら3大会の誘致が成功するかの計算の仕方が非常に難しいということだ。

 まずは2016年の夏季五輪誘致に乗り出しているシカゴ、東京、マドリードのうち、どこが誘致に成功
するかが大きな変数となる。今年10月にコペンハーゲンで開催されるIOC(国際オリンピック委員会)
総会で東京が誘致に成功した場合、大陸別循環原則によって、釜山の2020年大会開催は難しくなる。
そのため最近釜山市とシカゴ市は五輪誘致に向けて協力することにした。だとすれば平昌は東京が
五輪の誘致に成功した場合、釜山との国内における競争では有利になるが、隣国が夏季五輪と冬期
五輪を相次いで誘致するのに問題はないのかという国際的な非難が起こる可能性もある。

 さらにW杯の変数だ。五輪とW杯は完全に別の大会だ。しかしどちらも韓国が行おうとすれば、他国
から歓迎されるわけがない。3大会の誘致は関係者にとっては念願かも知れないが、どれも複雑な
利害関係が絡み合っている。

 この複雑な関係は、10月にコペンハーゲンで開催されるIOC総会まではおそらく続くだろう。韓国政府
はいずれか一つの大会だけを承認することも、また3大会すべてを承認することも難しい。さらに立場を
明確にする時期についても、先送りすることも急ぐこともできない困難な状況だ。

ペ・ミョンチョル釜山取材本部長
http://www.chosunonline.com/article/20090210000037