韓国で最もサッカー熱が高いのは?
http://www.chosunonline.com/article/20090120000025 韓国16の市・道のうち最も「サッカー熱」が高いのは済州道だということが分かった。またサッカーの留学先としては、61.51%がブラジルで最も多かった。
これは、大韓サッカー協会(KFA)が2007年12月から昨年9月にかけて国民体育振興公団の後援で実施した「2008KFA総調査」により分かったもの。
KFA総調査は、政府の「人口住宅総調査(日本の国勢調査に当たる)」の概念をスポーツに導入したもの。特定種目でこのような調査を実施したのは今回が初めて。
韓国のサッカー選手登録数(KFAおよび全国サッカー連合会所属基準)は20万7262人で、調査対象の5−69歳の人口(約4197万人)の 0.49%を占めた。
済州道は選手登録の割合が3.09%と対人口比で1位だった。これは全国平均の6.3倍で、選手登録の最も低い全羅南道の約22倍に達する。
全国19の主なサッカー留学あっせん業者によると、2008年5月現在での留学者数は704人で、平均滞在期間は21.5カ月だった。
最も多い留学先はブラジルで、2位はオーストラリアだった。スペイン、フランス、イタリア、英国は1けたにとどまった。
19の業者の海外留学プログラムを終えた人のうち、Kリーグ入りした選手は寄誠庸(キ・ソンヨン)=FCソウル=だけだった。海外クラブに入団した選手も7人にとどまった。
また調査当時、国際サッカー連盟(FIFA)エージェント資格取得者は97人だったが、このうち56人が保険料未納などで資格喪失したか活動を行っていないことが分かった。
現在選手を保有し、活動中のエージェントは41人と半数にも満たなかった。
昨年のサッカー試合放送回数は169回で、このうち海外の試合が104回(61.5%)と国内試合(65回)を大きく上回り、海外サッカーに対する人気の高さを示した。
KFAは「今回の調査は産業としてのサッカーの現況と今後の発展可能性を科学的に測定するために実施したもので、今後3年ごとに更新する」と説明した。
なおKFAは、ホームページで調査結果を公開する予定だ。
キム・ドンソク記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版