【江原FC】大橋正博【Half time technician】

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こんばんは。

いやあ、江原FC、強かったです、ほんとにすごい。
大橋選手の名前を現場でうまく確認できなくて、
出てないのかと思ってたんですが、後でよくよく確認してみたら、決勝点のラストパスが、彼だったんですね・・・。
あと、前半のPKはずしちゃったのも、そうだったんだ・・・。

というか、彼自身の活躍もさることながら、何よりすごかったのが、江原のチームワークの良さ。
これがあったからこその勝利だと思います。
江原の陣形は3−4−3でした。
中盤で出足の早いチェックを仕掛け、奪ったらすぐ速攻にかかる。
特に今日の試合の場合、左サイドからの突破がすごく効いてました。
(ソウルはラインディフェンスの4−4−2陣でした)
1点目の場面は、波状気味の攻撃からの右サイドからのやや緩めのシュートが決まった格好でしたね
そのあと、ソウルが江原ゴール前フリーキックからのヘディングで同点・・・。
しかし、江原はまったく怯んだ様子がありませんでしたよ。
さらに速攻をたびたび仕掛け、得点機会阻止プレイから得たPK。ソウルは左サイドバックのブラジル人選手が退場。
しかし・・・PKはなんとポストをたたいて、ゴールキック。

一人減ったソウルは、4−3−2陣に切り替え。
スマトラから戻ってきて間が経っていないので、攻撃の主力を温存してたんですが、ソウルのギュネシュ監督は、たまらずキム・チウを投入。
そして前半終了。
前半を通じて、江原の出足の良さと速攻の鋭さ、ソウルの連携の今一つさと個人技頼みが目立った展開でした。

後半は次のレスで。
3932:2009/03/14(土) 22:34:35 ID:By1DcMa90
後半に入ると、ソウルはこれまた温存していた攻撃の切り札、フォワードのキ・ソンヨンを投入。
しかし、前年準優勝の相手に互角以上の戦いぶりを見せて自信をつけた様子の江原は、後半も全く引けを取りません。
退場による数的優位もあって、前半に多用した左ウイング中心の突破に加え、中央突破、右サイドへの展開と、ソウルを振り回しに掛かります。
そして、ソウルゴールキーパーとの一対一の場面も作り出しますが、なんとこれもまた、クロスを直撃。逆転には至りません。
逆にソウルも時折鋭い逆襲を仕掛けます。しかし、江原の選手たちは、自ゴール前で大勢が体を張った守備を見せ、ソウルに得点を許しません。
江原ゴールキーパーがペナルティエリア内ながら前方に出ていたところで打たれたシュートも、ゴールライン直前でフィールドプレイヤーがヘディングで阻止。
そして、左サイドからの速攻をまたも繰り出した江原でしたが、鋭いグランウンダーのシュートは、ソウルゴール右へと外れました。

引き分けか、勝ち越しゴールか。
ぎりぎりの状況になり始めた後半40分過ぎ。
右サイドから一気に速攻を仕掛ける江原。中央寄りへ切り込んでいくドリブラーは大橋。ソウル守備陣は少数。そのとき彼は選びます。中央への、微妙なマイナス気味の速いパス!
ゴール真っ正面でフォワードとキーパーが一対一。シュート。ボールはゴール中央へ糸を引くがごとく飛ぶ。・・・江原ついに勝ち越し!

そして残り時間。江原は最後まで出足の早いチェックを怠りません。あせるソウルは、後半何度もきつい接触を含む激しいプレイを見せていましたが、江原は落ち着きを失いません。
長い長い4分のインジュリータイム。江原は、その固いチームワークを、最後まで失うことがありませんでした。

そして、ついにタイムアップ! まるで優勝したかのように、歓喜に沸き返る選手たち、そして江原サポーターたち。
90分間を通じて、江原の、固いチームワーク、鋭い攻め、落ち着きとクリーンさを持ったプレイ振り、見事というべき姿でした。

江原FC、本当に素晴らしいクラブです。今回の一試合を見ただけで、もう、大好きなクラブになりました。


お読みくださった皆さん、どうもありがとうございました。それでは、また。