ようやく、しおらしくなってきた韓国サッカー3566

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60.
独グーテンベルク博物館パンフレットに見る韓国印刷史の扱い

世界最大の図書展であるフランクフルト国際図書展が15日から開かれている。今年は我が国の出版社
の参加熱気が以前と同じではないと言う。出版景気の低迷に為替問題まで重なったためという。難し
い状況でも参加した出版関係者や参観する個別出版人が所期の成果をおさめるように願う。

図書展が開かれるフランクフルトから近い由緒ある都市マインツにはグーテンベルク印刷博物館があ
る。1900年にグーテンベルク誕生500周年を記念して建立された博物館で、西洋印刷文化の源流と移り
変わり過程がよく分かる場所だ。博物館記念品店で博物館案内パンフレットを購入できる。英語版、
独語版、仏語版、スペイン語版、日本語版などがあって各版の内容は同じだ。

印刷文化と歴史に関する限り、韓国は省けないことを案内パンフレットの次のような文章で確認でき
る。「最初の金属製活字を作ったのはたぶん韓国だ。」ところが「たぶん」という表現がしきりにか
かる。「御試策」が現存最古の金属活字本だと主張する中国側と、「仏祖直旨心体要節」が現存最高
の金属活字本であることを信じて疑わない我が国の間で中間的な態度を取っているわけだ。

一方、案内パンフレットで日本の印刷歴史に関する説明は次のように結構くわしい。「特製ケースに
展示中の貴重なアイテムの中では、日本の奈良時代(710〜794)に作った巻物の陀羅尼経がある。それ
は木版で印刷され、伝統的にこのように、小さな木製仏塔に保管された。770年頃に完成されたこの陀
羅尼経は世界で今まで知られた最も早い時期の木版印刷物の一つだ。「日本の」百万塔陀羅尼経につ
いては上のように説明している一方、私たちの「無垢浄光大陀羅尼経」については一言半句言及がない。
61.:2008/10/18(土) 09:33:42 ID:i8G0r8pA0

案内パンフレットに接する多くの世界人たちは結局、日本の「百万塔陀羅尼経」を現存最古の木版印
刷物と考えるのがおちだ。よく知られているように1966年仏国寺釈迦塔塔身で発見された「無垢浄光
大陀羅尼経」は751年前に作られた現存世界最古の木版印刷物だ。しかし、上のような案内パンフレッ
トの内容をめぐって全面的に史実と違うと言うのは大変で、博物館側の責任者に苦情は言いにくい。

問題の案内パンフレットはあくまでも博物館案内パンフレットだから、その展示物である日本の「百
万塔陀羅尼経」(複製本)だけ説明したとも考えられる。それなら私たちにできる事は何だろう?今で
も「無垢浄光大陀羅尼経」の複製本を博物館側に寄贈して韓国ショールームで正確な説明文とともに
展示するようにはできないか?

案内パンフレットに関しても考えて見る点がある。案内パンフレット日本語版は日本屈指の紙及び印
刷企業凸版印刷(Toppan Printing)の後援で作られた。トッパンは東京文京区に印刷博物館を建てて運
営中でもある。トッパンは日本語版案内パンフレットの終りの部分に印刷博物館案内広告も載せてい
る。韓国人観覧客があまりに少ないからかは分からないが、韓国語版案内パンフレットはない。

世界最高を主張することからさらに先に進んで、そんな主張が説得力あるようにより広く可能なすべ
ての方案を講じて実践する必要がある。文化強国とはこんな努力が上手い国のことだ。

ピョ・ジョンフン出版評論家
http://news.hankooki.com/lpage/opinion/200810/h2008101603010281920.htm