セスク・ファブレガス【Cesc Fabregas】

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634名無しに人種はない@実況はサッカーch
とあるセスクファンが投稿した意見を日本語に翻訳して載せます
(原文)ttp://community.livejournal.com/ontd_football/2196603.html#cutid1
文末にもあるように、彼女はセスクのファンサイトを持っているアーセナルファンとのこと

セスクは16歳の時にアーセナルに来ることを選び、8年契約に同意した。アーセナルは彼にそうするよう強要したか? 
もしバルセロナがセスクを買いたければ、彼らは適正な市場価格を支払うべきであり、
30億ユーロはアーセナルに対してだけではなく、セスク本人に対してさえ侮辱的だ。
彼のラ・マシア(バルサ下部組織)時代の話は問題になるべきでさえない。彼はアーセナルに加入する以前、実際何者でもなかったのだから。
彼はかつて、「アーセナルとベンゲルこそが現在の自分という選手を作り上げた存在として認知されるべきだ」
(arsenal and arsene should be given all the credit for the player that he is today.)とさえ発言した。
(中略)
ニューウェルズが明日戻ってきて、メッシを取り戻したいと言ったらどうだ? 彼らは、最初に彼を発見したのは自分たちだ、
という理由でメッシを少ない金額で買い戻せると思うか? ばからしい!
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彼女の投稿は、この意見に対する反論です。彼女はいくつかに分けてポストしていたので、そのうちの2つの訳してみました。
635名無しに人種はない@実況はサッカーch:2010/09/06(月) 04:04:58 ID:8Dkx1e5t0
私たち(アーセナル)はバルサが育て上げた15歳の選手をリクルートした。私たちが「彼らは汚い手を使っている」と思っているのと同じように、
彼らは私たちが「汚い手を使っている」と思っている。彼らはセスクは盗まれたと感じており、私たちはそれに同意しない。
私たちは、自分たちは何ひとつ悪いことはしていないと思っているが、今はセスクが行きたがっている側とは反対側にいる存在だ。

私たちは皆、バルサ側が、「国家間の労働法の相違からくる抜け道を悪用しアーセナルは我々を食い物にしている」と不平をこぼしているのを尻目に、
「セスクが選んだことだ、彼が望んだことであり、それが彼にとってベストの決断だったんだ」と主張する。
しかしながら、私たちは、セスクが今望んでいることの重要性を、あまりにも簡単に片付けようとしていないだろうか。

私にはこういう見方ができる。アーセン・ヴェンゲルはかつて、「選手を育てあげるのは家を建てるようなものだ」と言い、
また「すべてのテクニカル・スキルは、大多数の家≠ノおいては、14歳までに確立する」とも言った。
バルサはファブレガスを育て上げ、彼らにとって、セスクは彼らが望もうと望むまいとに関わらず、
他人に一億円で買われてしまう可能性のある自分たちの家≠セった。そして今、彼らは自分たちの家を、何十億という価格で買い戻さねばならない。
誰だってクソみたいな気分を味わうだろう。彼らはもう、彼らがすでに支払った以上の金額を支払う気にはならないはずだ。
636名無しに人種はない@実況はサッカーch:2010/09/06(月) 04:07:01 ID:8Dkx1e5t0
(二つ目)
もしニューウェルズが明日現れても、問題にはならないだろう。なぜならメッシはバルサを去りたいとは考えていないのだから。
この移籍騒動と二つのクラブのファンの見通し(展望)は、結局セスクが何を望んでいるかによって決着するだろう。
(当時)セスクは明らかにアーセナルに来たがっていた。そしてバルサ側が彼を売りたがらず、ラポルタ会長が彼の家に出向き、残るよう説得したにも関わらず、セスクは去った。

彼は今ほど知られた存在ではなかったが、"87年組"はバルサにおいて特別な世代として知られていた。クラブはセスクにインタビューし、彼は(当時の)バルサTVに出演している。
アーセナルでは、私たちは「誰も彼に注目していなかった」という話を好むが、彼がはじめてロンドンに来た時、そこにはバルサにおける彼のユースコーチがおり、
この人物はセスクの両親の離婚騒動中、彼を助け、「きみはいつかバルサの4番になる」というグアルディオラからのメッセージ入りのシャツを彼に渡したのも、この人物だった。
このメッセージは、セスクがいずれバルサのトップチームで活躍できる逸材だと、バルサ側が確信していたことを物語っている。

セスクは今、明らかにバルサに帰りたがっており、私たちが彼を売りたがらず、ベンゲルが彼に「行くな」と頼んでいるにも関わらず、遅かれ早かれ、彼は去るだろう。

現在の彼はひじょうに良く知られた選手であり、その評価に見合う価格が支払われねばならないだろう。しかしながら、バルサ側は、自分たちが代価を支払わなければならないのは、
「もしも他に選択肢があったなら決して喜んで手放すことなどなかった選手を取り戻すためだ」と感じているだろうことは想像に難くない。

セスク自身もまた、そのことを知っている。彼は、バルサが自分を侮辱していないことも知っているし、これが政治的(political)な状況だということも理解している。
(バルサ)ファンの中には、彼が自分で去ることを選択したことを良く思っておらず、彼が今帰りたがっているとしても、
今彼を取り戻すべきではない、と感じている者もいる−自分で作った寝床で寝ていればいい(he made his bed and can lie in it)−
だから、セスクはこれが複雑な状況だとわかっているし、すべては自分の選択の結果だということも理解している。
637名無しに人種はない@実況はサッカーch:2010/09/06(月) 04:08:44 ID:8Dkx1e5t0
私は、セスクの金額を下げるべきだと言っているのではない。私は私たち(アーセナル)がまずまずの金額を得られればいいと望んでいる。
ただ、バルサはできるだけ少ない額を支払おうとするだろう、と言っているだけだ。

セスクはアーセナルというフットボールクラブにおいて、深く敬愛されいてるキャプテンだが、バルサに帰れば、彼はキャプテンではないだろう。
それでもなお、彼はバルサを選ぼうとしている−−できることならあと1シーズン残ってくれるかもしれない。今は彼がどうなるか本当にわからない。

私はバルサを擁護しようとしているわけではないし、クラブとしては彼らのことをそれほど知らない。しかしながら、これを口にするのは辛いけれども、
あまりにも多くの人々が彼らをあまりにも非難し過ぎている。わかるだろうか、この件に関してはひとつだけ確実に言えることがある。

バルサはこれを予期していなかった! 彼らはセスクが来季のターゲットだ、と話していたわけではない。 (確かに、騒いでいたのはクラブではなくメディアでした)

セスクがポート・ベンチュラ(バルセロナ近郊にある遊園地。シーズン終了後、リハビリをかねてバルセロナに帰郷していた)においてコメントを出した時、彼はバット・シグナル(bat signal)≠出したのだ。

「おれを獲りに来て('come and get me')」と。
(補足:この場所に集まった記者たちに「次にプレーする場所はバルサか」ときかれ、セスクは「そうだ」と答え、拍手を受けた)。

この発言はすぐに、(別件で)記者会見を行ったラポルタのもとに届けられ、彼は「もしそれが真実なら無視できない。
そしてもしセスクがそう言ったのなら、彼が来るのはバルサだけであり、彼は喜んでバルサでプレーするだろう。
だが、彼は我々が彼を欲しがっているかどうかは知らないだろう(セスクも「バルサが自分を欲しがっているかわからない」と言った)。
ただ、我々はやれることはやらねばならない」と発言した。
その後、セスクはロンドンへ行き、ベンゲルに「アーセナルを出たい」と伝えた。バルサからは、まだオファーさえなかった。そして、この騒動となった。

セスク自身がこれを始めたのだ。バルサではなく。
638名無しに人種はない@実況はサッカーch:2010/09/06(月) 04:09:56 ID:8Dkx1e5t0
まるで、ボーイフレンドに、誰か別の相手のもとへ行かれてしまった女の子のようなものだ。あなた(私たち)は、自分のボーイフレンドに怒るべきところを、
そのお相手となった別の女の子を憎んでいるに過ぎない。この場合は、笑ってしまうけれど、私はそんなに怒ってはいない。むしろ状況を甘んじて受け入れる。
なぜなら私たちは、トッププレーヤーが残りたがるさまざまな理由がどんどん磨り減っていっているアーセナルというクラブに、十分投資してきたとは思っていないから。

私たちはスリムな時はボーイフレンドといちゃつけるけど、今は太ってしまったのだ。セスクはまだ私たちをどうにかこうにか愛するべきでしょうが、それがこの世の中というものですよ。

もし私が、バルサの擁護者のように聞こえていたらすみません。私は違います。私は4cesc.comというサイトを立ち上げ、これまでセスクが答えた英語とスペイン語のほぼすべてのインタビューを読んできた。
私は彼を深く愛してることをまったく否定しない。この騒動に関するあらゆる見方を理解することができるし、セスクがどれほど動揺し引き裂かれているかも想像できる。
しかしながら、彼は明らかに故郷へ帰りたがっており、それはまったくもってバルサの落ち度ではない。