◆◇El Blanco Real Madrid 292◇◆

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パキスタン:「前最高裁長官復職」人民党とシャリフ派合意
ttp://mainichi.jp/select/world/europe/news/20080310k0000m030112000c.html

 【ニューデリー栗田慎一】パキスタンの連立政府樹立で原則合意しているパキスタン人民党のザルダリ共同総裁と
イスラム教徒連盟ナワズ・シャリフ派総裁のシャリフ元首相は9日、ムシャラフ大統領に解任されたチャウダリー前最高裁長官を
「新政府発足から1カ月以内に復職させる」ことで合意した。前長官は昨年10月の大統領選を「違憲」として選挙のやり直しを
命じる可能性があり、新政府が大統領に辞任圧力を強めるのは確実となった。
会談後に共同会見した両氏は、「大統領は早期に議会を招集しなければならない」と語り、大統領とはもはや交渉の余地がない
ことを強調した。両氏は当初、大統領の弾劾を目指した。弾劾には上下両院で3分の2の議席が必要だが、上院は大統領支持の
旧与党が過半数を占めている。このため、まず、前長官の復職によって大統領を事実上の辞任に追い込むことで一致した。
大統領は国会議員と州議会議員による投票で選ばれる。ムシャラフ大統領が選ばれた昨年10月の大統領選が最高裁で無効
とされれば、新しい議会がムシャラフ氏以外の大統領を選出できるとの読みが両氏にはある。
前長官の復職を巡って両氏は対立してきた。当初、ザルダリ氏が「新しい議会が決める」としたのに対し、シャリフ氏は
「即時の復職」を要求。今回はザルダリ氏の主張をシャリフ氏が受け入れた形となっている。
両氏は総選挙直後の会談で連立政府樹立で原則合意した。しかし、国の重要課題をめぐる対応の違いが多く、連立交渉は
難航している。政策の違いについては「双方で努力しながら解決していく」とし、完全には一致していないことも示した。
一方、新政府の首相についてシャリフ氏は「人民党が決めた首相候補をシャリフ派は支持する」と語った。