南大門炎上―韓国の悲しみを思う
16世紀、豊臣秀吉軍が朝鮮を侵略し、首都の王宮が焼失した。その際、加藤清正らが
南大門から攻め込み、東大門からは小西行長らが入った。
1910年の韓国併合後、日本は王宮を覆い隠すように朝鮮総督府の大きな庁舎を建て、
権勢をほしいままにした。
それでも残った南大門である。修復を繰り返したとはいえ、この巨大な門を見上げると、
苦い記憶も含めて、いや応なく過去の日韓のかかわりを思い起こさざるをえなかった。
そうした建物の修復や防災対策に隣人として協力できることはないだろうか。
隣国の悲しみに思いを寄せ、歴史遺産の修復や保護に協力できれば、日韓の溝を埋める
ことにも役立つに違いない。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080213/plc0802131146007-n1.htm 防衛省が公開した新型戦車の試作車両=神奈川県相模原市の防衛省技術研究本部陸上装備研究所
防衛省は13日、平成22年度からの装備化を目指し国産開発中の陸上自衛隊の新型戦車(試作車両)を、
神奈川県相模原市にある同省の研究施設で報道陣に公開した。
ハイテクを駆使し味方の戦車同士で瞬時に情報を交換、共有するシステムを搭載しており、敵の戦車だけでなく、
ゲリラや特殊部隊による攻撃など新たな脅威にも対処できるのが特徴。開発費用は約484億円で、一両の値段は
約7億円と世界最高レベルだ。
夜間や悪天候でも正確な射撃ができる機器を備えた120ミリ砲を装備。
短時間で装甲を着脱できる「モジュール型装甲」を導入、
重量は現在の主力戦車である90式戦車より約6トン軽い約44トンに抑えた。
冷戦終結で日本本土への大規模な着上陸侵攻の可能性が低くなったため、16年に策定された「防衛計画の大綱」は
戦車の装備数を大幅に削減。
新型戦車開発の必要性を疑問視する見方もあるが、防衛省は「攻撃や防御、機動力のバランスの取れた戦車の
有効性は変わっていない」と意義を強調している。