■杉山茂樹が報道を捻じ曲げて伝えるマスコミ、中村俊輔の本当の実力について語る
率直に言って、中村俊輔のプレイは見ていて少し辛かった。このレベルに入ると、アスリートとしての頼りなさが、長所をはるかに凌いで見える。
決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、サンシーロで行われたミラン戦の話。
日本に伝えられている報道は、おそらくそれとは180度異なると思うので「なにフザけたこと言ってるんだ、お前は!」と、怒られそうな気もする
が、この目で直に見た僕は、だからこそあえて一言いいたくなる。
スコットランドリーグではオッケーだ。
まだ緩さの残るチャンピオンズリーグの1次リーグの試合でも、セーフになる。しかしこのレベルになると辛い。
とりわけオフザボールの際、彼はほとんど戦力外状態に陥る。ダッシュ力に乏しい選手として、チームにはマイナスの存在にさえ映る。
少なくとも、中村俊輔がこの試合で輝いていたわけでは全くない。
セルティック以上のチームが、この試合を見て、彼に食指を伸ばしたくなったとは、とても思えないのだ。
チャンピオンズリーグの決勝トーナメントに初めて出場した日本人。
これは晴れがましくも厳粛な事実ながら、それはそれ、これはこれだ。
必 要 以 上 に ヨ イ シ ョ す る 姿 勢 は い た だ け な い 。
プレイ内容は冷静になって検討されるべきである。
http://number.goo.ne.jp/soccer/world/column_cl/20070315-1-1.html