ようやく、しおらしくなってきた韓国サッカー3339

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スポーツ選手と飲酒


1970年のバンコク・アジア大会が閉幕した日、韓国のバスケットボール代表選手とサッカー代表選手らが、ビール数十
箱を用意した。そして互いの優勝を祝うという名目で、11人ずつで飲み比べを行った。酒豪として知られるパク・ハン(元
高麗大学監督)は「サッカー代表はすぐに酔いが回り、それ以上飲めなくなってしまった」と語った。

翌日酔いが覚めたキム・ホ(現大田シチズン監督)、キム・ジョンナム(現蔚山現代ホランイ監督)は「お前らは内臓が
長くて、酒がよく入るみたいだな」とし、悔しさをにじませたという。これはバスケットボール界の往年のスター、申東坡
(シン・ドンパ)SBS解説委員が明かしたエピソードだ。

70年代、あるホームランバッターは夜通し酒を飲み球場に直行し、ホームランを打った。そして試合後、「酒が抜けなくて
、ボールがスイカくらいの大きさに見えた」と語った。

一方、種目ごとに酒を飲むときの作法にも違いがある。
バスケットボール選手は冷麺の器で飲み干し、シルム(韓国相撲)の選手は灰皿で酒を飲む。
「ゾウ」という異名を取るサムスン・ライオンズのキム・ウンヨン社長の豪快な飲みっぷりは、実際にゾウを思わせるほど
だ。また、多弁なことで知られるハンファイーグルスの金寅植(キム・インシク)監督は、酒を飲みながら野球談義に花
を咲かせるという。

一昨日、サッカー代表の李雲在(イ・ウンジェ)、禹成用(ウ・ソンヨン)選手が記者会見で、涙を流しながら飲酒騒動につ
いて謝罪した。二人は今年7月にジャカルタで開かれた「AFCアジアカップ2007」の期間中、同僚選手二人とともに宿泊
していたホテルを抜け出し、明け方まで酒を飲んでいたことが明らかになった。

これは、アジアカップD組予選で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング100位のバーレーンに2−1の逆転負けを喫した
翌日のことだった。この敗戦で1勝1敗となった韓国代表は、ベスト8に進出するためには二日後に控えていたインドネシ
ア戦に必ず勝利しなければならない状況に追い込まれていた。
李雲在選手は「次の試合に向けてがんばろうという趣旨だったが、あまりにも軽率な行動だった」と謝罪した。