ようやく、しおらしくなってきた韓国サッカー3263
(ソウル=聯合ニュース)オク・チョル記者=ピム・ベアベック サッカー代表チーム兼オリ
ンピック代表チーム監督の辞退が追い立てた波紋(波長)がサッカー界を一度さらって過ぎ
去った。
離れるベアベック監督の空席には朴ソンファ釜山(プサン)アイパーク監督がオリンピッ
ク号の新しい船長になって舵を取った。
朴ソンファ監督の能力,オリンピック号の今後展望を問い詰める先立って今回の監督選任
過程は色々な面で苦々しい後味を残した。
一番最初に指摘受ける大きな課題が'指令塔交替政局'ごとに登場するサッカー協会技術委
員会のアイデンティティだ。
技術委員会は普段各級代表チームの競技力向上を支援する役割をしながら,監督選抜権限
まで持っている機構だ。 すべての代表チーム監督は技術委員会の議決を経て決定されて
協会理事会で事後追認を受ける手続きを踏んでいる。
これはヨーロッパ,南米のサッカー強国や日本などアジア圏もほとんど類似する。 国ごと
に少しずつ名称が違うだけだ。
規定上強大な権限を持った技術委員会はしかし監督が変わる時ごとにいつも'機械的に賛
成する人'という批判から自由でなかった。 今回も例外ではなかったようだ。
まず透明性を担保できなかったという点が自ら困難に陥った。
イ・ヨンム技術委員長は"4-5人の候補を置いて熟慮した。 だが候補らが誰だったのか明
らかにすることにはならない"とした。
指導者として時には協力して時には競争しなければならない関係であることを考える時,
実名が議論されるのが該当指導者らに悪い影響を与えることができるという判断のためだ
が,最初から初めから公開競争形態を取ったとすれば最小限'密室行政'という非難は避け
ることもできた。