ようやく、しおらしくなってきた韓国サッカー3091

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(画像:ハリウッドは何故『韓国映画』にそっぽを向くのか)

大韓民国の国家代表映画として、アカデミー外国語映画賞を狙った『王の男』の希望の光が
消えた。

『Pan's Labyrinth/パンズ・ラビリンス(メキシコ)』、『Volver/ボルベール 帰郷(スペイン)』、
『The Lives of Others/善き人のためのソナタ(ドイツ)』、『『Days of Glory(アルジェリア)』
などが選定され、1次候補の名簿にも入る事が出来なかった。

『化け物(グエムル−漢河の怪物)』と共に国内候補選択の頃から話題となり、「イ・ジュンギが
レッドカーペットを踏むのでは?」という気の早い報道が出るなど、受賞の可能性まで煽った
国内メディアの期待とは違い、『王の男』に対するハリウッドの視線は冷たかった。『王の男』に
ついて触れた媒体は無かった。

アメリカでのボックスオフィス1位を公言したシム・ヒョンレ監督の『ヤンガリ(怪獣大決戦ヤンガリー)』
もアメリカでは封切り出来なかった。切歯腐心(歯ぎしりしながら悔しがる様)して再挑戦した
『D-War』も、アメリカのメージャー配給会社との契約に時間を費やしている様子である。韓国
の商業映画が越えられないハリウッドの高い壁である。

我が国で興行に成功し、野心満々でアメリカに進出した『太極旗を翻して(ブラザーフッド)』や、
『タイフーン』なども何の成果も収められなかった。2月にアメリカでの封切りを控えている『化け物
(グエムル−漢河の怪物)』も成功について壮語出来ない。期待していた日本やイギリス等でも、
既に失望的な結果だった。

『外部』から見た韓国映画に対する形がはっきりとしていない。『バラ色の青写真』ではなく、冷静
なな自分批判が必要とされる時期である。特に韓国映画の『無個性』について、考えなければ
ならないと指摘されている。
海外市場で席を確保しているアメリカ以外の地域映画は、それなりに『代表的なブランドイメージ』
を持っている。中華圏はカンフーと武侠映画、日本はサムライとホラー映画、フランスは愛情関連
がメインの感性的映画などである。国名だけで直ぐに浮び上がる映画のジャンルとイメージが
はっきりしている。これを通じて獲得したネーム・バリューで、自分の領域を拡大したと分析されて
いる。