サッカー:安貞桓「海外でプレーする夢は捨てていない」
Kリーグ水原と1年契約に合意
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/01/06/20070106000027.html 「夢は生きている」
「指輪の帝王」こと安貞桓(アン・ジョンファン)は、海外でプレーする夢を捨てていない。安貞桓は
Kリーグの水原サムスン・ブルーウィングスと交渉し、契約期間1年で合意した。再契約の有無は追って
再び話し合うことになった。
契約期間を1年と短くしたのには、さまざまな理由がある。
安貞桓はドイツワールドカップ以降6カ月間、どこにも所属していなかったため、体作りが完全ではない。
自主トレをしてきたとは言うものの、チームトレーニングとは質が違う。水原側は試合感覚に対する懸念
も持っている。自他共に認める韓国最高のストライカーであることは明白だが、長い間ピッチに立ってい
ないため、試合感覚については確信を持てない。キャンプでその感覚を取り戻せるかもしれないが、冒険
をするには厳しい状況だ。しかし最大の理由は、やはり海外でのプレーに再挑戦するため。安貞桓に近い
関係者は「海外でのプレー対する安貞桓の意志は非常に固い」と話す。水原に優勝カップをもたらし、自
らは海外で大きな夢を広げようという考えだ。水原と安貞桓の思惑が一致した結果が「1年契約」だった
わけだ。
安貞桓と水原は細かい条件について交渉を続けている。年俸は10億ウォン(約1億2700万円)台になる
ものと思われる。基本給6‐7億ウォン(約7600万‐8900万円)と、勝利手当、優勝したら受け取るこ
とができるオプション2‐3億ウォン(約2500万〜3800万円)などを含む金額だ。特に、勝利手当はそ
こそこの選手の年俸並みとなりそうだ。
年俸総額は、昨年の交渉時の半額を少し上回る程度。年俸は減ったが、海外プレーに対する情熱は冷めて
いない。安貞桓は昨年の交渉でも「海外プレー保障」を条件に挙げていた。
交渉がまとまれば、安貞桓は15日の慶尚南道南海でのキャンプからチームに合流する予定だ。現在、FIFA
の規定上、メディカルテストを受けずに契約書に印を押すと、チームが責任を負うようになる。よって、
メディカルテストの結果を確認してから入団発表を行うものとみられる。