◆◇El Blanco Real Madrid 172◇◆

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ちょっと前の話だけど。
うちの玄関の前に丸い実のなる唐辛子をうえてました。
見た目がかわいいので食べるつもりじゃなく観賞用って感じで。
ある日ぎゃーぎゃー泣き喚く子とともに母親と思われる人が
鬼のような顔でやってきました。
「なんであんなに辛いのよ」

‥は?

「なにがですか?」
母がその人と話してます。
「だからあんたの家の前のトマトよ。なんであんなに辛いのよ。
この子が死んだらどうするのよ」

たしかに唐辛子を植える前はプチトマトを植えていたこともあるんだけど。

「あれは唐辛子ですから」
母は失笑しつつ言いました。
「なんでそんなもの植えるのよ。前はトマトだったじゃない」

勝手にひとんちの植えたの食べといてそのいいぐさはなんだ。
177 :2006/07/08(土) 02:19:38 ID:4uye2pVn0
自分が小学5〜6年生の頃の話ですが
当時の親父がダメダメの多重債務者で、怖い借金取りがしょっちゅう家に来てました。
母は朝から晩まで勤めに出てたので当然ガキの自分が応対し、大声で怒鳴られ
たり小突かれたりしてたんですが、近所の人も親父が借金踏み倒してたんで誰も助けては
くれませんでした。
そうこうしてとある日、小学生の自分でもそれとわかるものすごい迫力の人が尋ねてきて、
「おぅボクー お父ちゃんおるかー?」とずかずかと家に乗り込んできました。
親父は数日前から帰っておらず、絵に描いたような貧乏アパートで半べそかいて
ひもじそうな自分を見て同情してくれたのでしょう、「ごはん食べたか? おっちゃん
がなんかおごったろ」 と黒塗りのでかい車に乗せてハンバーグ(いまだに忘れません)
を食べに連れて行ってくれました。
そうして家に戻ると、いつも見る取立ての人が玄関の上がり口にどっかりと腰をおろして
おり、またいつものように「コラガキ*@§☆」とまくし始めたのです。
そこにド迫力のおじさん登場、「ゴルァおんどれー 子供になにぬかしとんじゃ ワシは
○○会の☆☆ゆうもんや、ワシに同じことゆうてみい!」とその取立人を追い返して
くれました。帰り際にその人は、「また同じような奴が来たら、これ見せたらええわ」
と大きな名刺をくれて去っていきました。
その後その名刺がたびたび威力を発揮し、取立てが止んだのは言うまでもなく、
しばらくして親父と離婚した母とその町を出ました。

あのおじさんにはその後会うことは無かったんですが、子供だった自分にはヒーロー
でパンチパーマの神様でした。