「トヨタカップ」名称変更の真相 すべてはFIFA副会長・鄭夢準氏の策略
クラブ世界一を決める大会といえば、81年から24回続いた「トヨタカップ」
(欧州と南米の各王者が日本で一発勝負)が有名だが、昨05年から
「世界6大陸の各王者が“真の世界一”を目指す」ことになり、FIFA主催の
「クラブワールドチャンピオンシップ(クラブ世界選手権)」に名称が変わった。
そして今年12月に再び日本で行われるが、トヨタカップの文字が消えた。
「今年に入ってFIFAが“大会名としてトヨタカップを使うな”と言ってきたのです。
これまで数十億円もの協賛金を払い、トヨタカップという名前も定着。
形態が変わっても協賛金を出し続け、自前で造った4万5000人収容の
豊田スタジアム(愛知県豊田市)で決勝戦を開催したいと考えているトヨタは、
カンカンに怒っている。トヨタとサッカー界との関係を取り持ってきた
大手広告代理店も、困惑しきりですよ」(消息通)
FIFAはクラブ世界選手権を「W杯と同格」にしたいので特定の企業名を
避けたい――と考えたともっぱらだが、真相は違う。「韓国サッカー協会会長で
FIFAの副会長を務める鄭夢準氏の策略です」と某ベテランサッカー記者が
続ける。「鄭副会長は韓国の大財閥・現代グループ創始者の六男。
当然、グループ内の基幹企業である現代自動車とも密接な関係がある。
現代自動車は、日本国内にもディーラー網を広げ、アジア各国、欧州など
世界中でクルマを売ろうとしている。そんな鄭氏にとって、ライバル会社の
トヨタカップという名称はうっとうしかった。鄭氏が政治力を駆使し、
トヨタカップ外しに成功したのです」
実際、クラブ世界選手権の大会組織委員会は当初、「名称はトヨタカップで
問題なし」と発表した。さらに「開催国の日本に出場枠を与える」ことが
FIFAの専門部会で決まったが、いずれもFIFA理事会で決定が覆った。
それもこれも鄭氏のツルの一声でご破算になり、日本サッカー協会・
川淵キャプテンの面目は丸つぶれである。
ゲンダイネット
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