なぜ欧州サッカーは人気が低下しているのか 4

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首位独走も、サン・シーロが埋まることはない現状

現在のインテルはすべてのファンを熱狂させている。唯一、サポーターの財布を除いて。今季サン・シーロで行われた試合での観客数にちょっと目を向けるだけでわかるだろう。
チームはゴールを奪い、快調を維持している。だが、姿を現すファンの数は減っているのである。
確かに、ジュゼッペ・メアッツァにファンを訪れさせていたのは、“幻想”と“落胆”が主な要因だったことは理解できる。
だが、それにしても・・・今季、インテルは年間シート購入者がここ3シーズンを下回っており(2003年から3年間は4万席以上、今季は3万5千席)、これまでサン・シーロが超満員に膨れ上がったことはない。

また、ユヴェントスがいないことにより、セリエAにおけるすべての試合で観客数が減っている事実も忘れてはいけない。さらに、欧州リーグの研究では「人種差別や暴力などのエピソードによるサポーターの減少や、
放映権を各チームが交渉することによる不平等」なども理由として挙げられている。だが、いずれにしても、インテルの観客数が減っていることへの十分な説明とは言えないだろう。

指揮官であるマンチーニ監督は、仕事として監督業を行うだけでなく、サッカーというスポーツに情熱を抱いている人物だ。彼は、次のように説明している。

「人々はみな裕福ではない。お金を正しい方法で費やしたいんだ。チケットは高い。イタリアの家族にとって、3日に1度、サッカーの試合を観にスタジアムへ行くために、多くのお金を使うことはできないのだろう。
1週間の間に試合は多すぎるし、テレビで見られる試合も多い。より快適な選択肢を選んだり、それを好む人がいるのは当然だ。さらに、サッカー界の腐敗が明らかになったことで、全員が不快に思っているんだ」。
[24/01/2007 イル・ジョルナーレ紙]
http://www.goal.com/jp/Articolo.aspx?ContenutoId=217748


ひどいな・・・
まだ満員ないんだってよw