http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000018-nks-ent サッカー界のスーパースターが競演する映画「GOAL! 」が、W杯ドイツ大会直前の来年5月に日本公開されることが24日、分かった。
FIFA(国際サッカー連盟)が初めて公認したサッカー映画で、
ベッカム、ジダン、ラウルらが出演するほか、中田英寿、中村俊輔にも出演依頼している。メキシコの貧しい若者が困難を乗り越え、
レアル・マドリードと契約し、W杯出場を果たすまでを描く。3部作で製作費110億円の大作だ。
映画「GOAL! 」の第2部の撮影が24日、日本でスタートした。主演俳優クノ・ベッカー(27)はこの日、レアル・マドリードの選手とともに来日。
レアルの一員として海外遠征に参加した場面の撮影を行った。
レアルでは、ベッカム、ジダン、ラウルが出演契約を結んでおり、今後日本でも練習風景や歓談シーンなどを撮影する予定だ。
メキシコの貧しい家に育った若者が、困難を乗り越え、W杯出場の夢を果たすまでを描く3部作。既に撮影を終えた第1部は、
主人公がプレミアリーグの強豪ニューキャッスルに入団し、
活躍する姿を描く。第2部はレアルに移籍して欧州チャンピオンズリーグ(CL)を勝ち抜くという話。第3部ではW杯ドイツ大会での活躍を描く。
「GOAL! 」は、FIFAが初めて公認した映画で、レアルの3選手のほか、元イングランド代表のシアラーらが本人役で出演する。
中田英寿や中村俊輔にも出演を依頼している。FIFAのジョセフ・ブラッター会長は「サッカーは社会的、経済的に恵まれない人々でも、
たゆまぬ努力を積むことで成功を味わうことができるスポーツ。こうした重要な意義が描かれている」として公認を決めた。204カ国の各協会を通じてPRをするほか、
FIFAオフィシャルスポンサーにも協力を奨励している。
「パルプ・フィクション」「キル・ビル」などを手掛けたローレンス・ベンダー氏が製作。メガホンは米人気ドラマ「CSI 科学捜査班」などで知られるダニー・キャノン監督。
俳優メル・ギブソンの製作会社も出資する大作で、日本では東芝エンタテインメントが配給権を獲得。第1部がW杯ドイツ大会直前の来年ゴールデンウイークに公開することが決まった。
第2部、第3部は順次公開される予定で、欧州CLやW杯各会場での撮影も行われる。