+++ ★ Javier Zanetti pt1.2 +++

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66ニッカンインタ1
>>65です。
著作権は気になるけど、WEB版には無いインタなのでうpしてみます。

−アルゼンチンは早々とW杯出場権を手にしましたが、10カ国のうち4位までが本戦出場、
5位がプレーオフという南米予選が恵まれていたためですか、それとも実力ですか
「本当にアルゼンチンが力があるかどうかは、予選ではなく本大会を見てみないとね。
まあこれまではそれほど苦しむことなく試合で勝ち点を取れてきたのは事実だけど。」

−最近のW杯3大会ではブラジルだけがいい成績を残しています。
それ以外では98年フランス大会のアルゼンチンを除くとベスト8もありません
「決して南米が他の大陸と比較して劣っているわけじゃないよ。欧州は確かに成果を上げているけれど、
もともとチーム数が多い。それに運もある。パラグアイは98年大会で地元フランスでゴールデンゴールで
負けた。02年大会の僕らはスウェーデンに負けたけど多くのチャンスをつくったし、5-0で勝っても
おかしくない試合だった。」

−あなたにとって来年は3度目のW杯ですが、今のチームは4年前より強くなっていると思いますが・・・
「若い選手とベテラン選手が融合したいいチームだと思うよ。」

−コンフェデ杯の決勝で敗れたブラジルと同じようなレベルにありますか
「ブラジルはアドリアーノやロナウジーニョ、カカ、ロナウドらレベルの高い選手がたくさんいるし、
僕はそういう選手と一緒にプレーしてきた。才能ある選手がいるのは、大切なことだ。
実際、アルゼンチンもマラドーナがいた時に2度W杯の決勝まで行った。しかし、選手個々のレベルが
高くて、皆に犠牲を払う精神があれば、チームは強くなれるよ。」

−ドイツ大会はどういう大会にどういう大会になるでしょう
「多くの選手がプレーしている欧州で開催される。時差ぼけもないし、天候も慣習も知っているから
やりやすいだろう。02年日韓大会に比べて、本当に力のある伝統チームが勝ち上がるはずだ。」
67ニッカンインタ2:2005/07/05(火) 21:08:42 ID:I+icMcan0
−アルゼンチンはどうですか。マラドーナの時のように優勝できますか
「86年のマラドーナのような活躍は、それ以来誰もしていない。僕は若かったけど、よく覚えているよ。
でも、もうディエゴはプレーしていない。マラドーナを懐かしむだけではなく、前を見て進まなければならないんだ。」

−彼の残した足跡が大き過ぎるということですか
「それはないと思うよ。事実、02年大会は勝てるチームだった。でもいくら強いチームでも、結果がどうなるかは
分からない。目標はどこまで勝ち進むかではなく、どれだけベストを尽くしていい試合ができるかだろうね。」

−母国を離れてイタリアで長くプレーするあなたにとって代表とは何ですか
「切れない糸で結ばれているもの。僕は数多くの代表戦(101試合)に出ている。このままいけば、シメオネの106度という
記録を更新することができる。そうなったら誇り高いことだ。」

−代表のキャプテンは、もうやらないのですか
「新しく就任したペケルマン監督が、ソリンをキャプテンに選んだんだ。彼とソリンは、ユース時代からよく知っていたからね。」

−ソリンはユベントスに入って何カ月か後に力を認められなくて出されてしまいました。
一方、あなたはインテルのシンボルです
「それがサッカーだよ。キャプテンだとか、そうじゃないとかは重要なことじゃない。ロッカールームでの僕の役割は、
まだ重要なものだと思っているよ。今の代表チームは若い(コンフェデ杯決勝のスタメン平均年齢は25.9歳)し、
僕は彼らより多くのことを経験しているからね。」

−インテルでは10シーズン目を迎えますね。今のサッカー界で、1つのチームでこれほど長くプレーするのは珍しいのでは
「僕はインテルを愛しているし、インテルのサポーターも愛している。契約も07年まで延長したし、他のチームでやることは
考えていないよ。引退しても、アルゼンチンとイタリアを行き来する生活になると思う。もうすぐ女の子が生まれるし、
彼女は人生を欧州で始めるわけだしね。」
68ニッカンインタ3:2005/07/05(火) 21:18:51 ID:I+icMcan0
−あなたはアルゼンチンの貧しい子供のために基金を作りましたね
「僕と妻のパウラで「PUPI」という基金を作った。マラドーナが生まれたアルゼンチンで最も貧しい地区、
ラヌスの子供たちを救おうというプロジェクトなんだ。僕も小さいころは、いい思い出がなかったからね。」

−今、サポートしている子供たちを、将来サッカー選手にするのですか
「それは考えていないよ。僕と妻は社会の中に貧しい家の子供たちがうまくとけ込んで、成長していけるようにと
考えているだけなんだ。スタッフが公立の学校に通わせたり、午後には宿題を手伝ったり、音楽や演劇、
スポーツをやらせたりしている。食事をさせて、夜は家族のもとに送っていくんだ。」

−資金はどうしているのですか
「例えば仲のいい有名選手に協力してもらい、集まったものを競売にかけたりしている。もちろん、友達や
仲間からの寄付もあるよ。」

−サッカーをするより、ハードな仕事のように思えますね
「大きな敵がいるんだ。人々の無関心っていう敵がね。これは現代の社会の大きな問題だ。
でも、この仕事からは大きな満足感を得られるよ。」

−サッカーよりも、ですか
「もちろん、競技生活でも満足しているよ。ここまで、素晴らしいサッカー人生だったと思っている。引退する前に
大きな勝利を手に入れたいとも考えている。それが、来年のW杯なら最高だ。」