ようやく、しおらしくなってきた韓国サッカー2228

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リンク先の写真に添えた文章
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今から30余年前である1976年春.
凍った地がとけて陽炎が立ち上る頃,ソウルヒョチャン運動場では韓.
日幼少年サッカー大会が開かれた.
当時だけしてもメンタンググザングだったヒョチャン運動場は雨さえ降れば畦になったりした.
この日も前日雨が降ったのか運動場は濡れていて,サッカーボールには泥がいっぱいついている.

丸坊主に鉢巻きをジルクン縛り付けた韓国の小僧選手(右側で二番目)が
背の高い日本選手たちの密集守備をくぐって力強くシューテングをうっている.
当時としては比較的粹なユニホームとサッカーシューズを取り揃えた日本子供たちに比べて
この韓国少年の姿では粗悪さと田舍臭さがそのまま現われる.
しかし球を向けた鋭い眼光,
そして両手拳をぎゅっとしっかり握りしめたこの少年の意志だけは誰も阻むことができなく見える.

どう思えば一つも立てるまでもない劣悪な環境の中で闘志と精神力一つでアジアの王座に上がって
世界舞台に挑戦した韓国サッカーの涙ぐましい歴史をこの少年の写真はそのまま見せてくれる.

少年が囲んだ白い包帯は頭をダチョソだろう,
ではなければ日本を必ず勝ってしまうという決意の表現だったろうか.
これからは40大年になったこの力強い姿の子供は今どこで何をしているか.....

写真提供:ベストイレブン