ようやく、しおらしくなってきた韓国サッカー1998

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安貞桓に夫人がカツ 「負けたら帰ってこないで! 」


 サッカー・韓国代表の安貞桓(アン・ジョンファン/28/横浜M)がカツを入れられた。

 ボンフレール監督からではない。李恵園(イ・ヘウォン)夫人からだ。

 恵園夫人は最近、W杯アジア1次予選のレバノン戦のため敵地に向かった安貞桓の背筋がぴんと伸びるような警告メッセージを送った。

 「負けたら家に入れないから」。

 これまでは夫に「けがをしないで」「勝ってね」と平凡なエールを送っていた恵園夫人だったが、大のサッカーファンとなった今では肩を落として帰ってくる夫の姿を見たくなくなったようだ。

 そのためか、中東に向かう夫に結婚後初めて厳しい言葉をかけた。

 恵園夫人の一喝に刺激されたのか、安貞桓はUAEでの合宿中はもちろん、11日にレバノンで行われた初練習でも気合の入ったプレーを見せた。

 ボンフレール監督も安貞桓に「好きなようにプレーしていい」と命じた。

 レバノン戦(14日0時、韓国時間)は目前だ。安貞桓は妻と生後5か月の愛娘リウォンちゃんに会いたい気持ちをぐっとこらえている。

 レバノン戦で負ければファンや家族にあわせる顔がないだけでなく、横浜Mとの契約更新も危うくなるためだ。

 安貞桓は「妻にあそこまで言われたからには、絶対に後悔するようなプレーはしない」と覚悟を語った。

『スポーツ朝鮮』

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/11/20041011000052.html