日経の、来日中のドゥンガへのインタビュー。
特に目新しいことは言ってないけど、「ファジー」にはちょっと笑ってしまった。
あと、数霊術批判はいつものことかな。
―最近のJリーグをどう思うか。
「私がいたころは、W杯に出場した優秀な外国人選手が大勢いて試合に
創造性があった。今は形が整って見えるが、守備的な試合が増えたの
ではないか。4-4-2などのシステムを戦術と勘違いする傾向も改まって
いない。システムは単なる選手の配列であり、戦術はその選手がいかに
連携しながら動くかを示すものだ。CK、FKの精度ももっと高めないと」
―海外でプレーする日本人選手は増えた。
「行くだけではダメだ。試合に出なければ。練習だけでうまくなると思って
いる選手の気がしれない。欧州で成功するには言葉と精神面の成熟が
不可欠だ。三回続けてチャンスを逃しても"ガンバレ"とファンが励まして
くれるJリーグとは違う。そういう準備もないまま流行のように行ってしまっ
ているのではないか。私は納豆だってオクラだって食べられる」
―日本代表は。
「ジーコ監督が変わってきたように思う。勝負への執着心が出てきた。
私が育ったポルトアレグレ周辺はドイツやイタリアの移民が多く、ジーコが
育ったリオデジャネイロ、サンパウロはポルトガルやアフリカの移民が多い。
同じブラジルでも気質は全く違う。彼らの方がファジーだということは言って
おきたい」
「日本はイングランドにいい試合をした。しかし、明日のインド戦はインドが
日本の気持ちで向かってくることを知るべきだ。ブラジルもアルゼンチンが
相手なら自然に締まるが、格下だと相手に引かれて苦戦する。日本への
アドバイスはイングランド戦の記憶は消去しろ、ということだ」