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どうせなら、ずっとこのままでいられればいいのに。
いっそのこと、亜美と結婚できたら・・・ずっと一緒にいてあげられるのに・・・。
今は叶わないかもしれない。でも、生まれ変わった時は、
ずっと亜美と一緒にいられる立場で生まれたい。
いつまでも亜美と一緒にいられたら・・・。
僕がそう思ってるとき、ふと、亜美が僕の方を振り向き、微笑んだ。
それだけで、また前に振り返り、再び調理を始める。
(何だったんだ・・・。今の笑顔は・・・)
この疑問を、解決できる答えは、浮かばなかった。
だけど、勘のいい亜美のことだ、ひょっとしたら、僕の思いを亜美が感じ取り、
その答えとして、微笑んでくれたのだろうか?
そう受け取ることにしよう。
いつかきっと、二人が堂々と一緒になれることを夢見ながら、
僕は、亜美の背中を、じっと見つめていた・・・。
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ヽ二二 ヽ -―人 、 | \ノ(◎)
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