ブルックリン「ジェームス君はコーナーに逃げれたんじゃないかなあ」
ヴィクトリア「そう思う? 私もそう思うのよね」
(むしろわざと倒したように見えたわ)
(いやその前の飛び出し…)
(ジェームス君にしてはあまりにも軽率に飛び出したような……)
(ワザと……?)
レーマン「ジェームス……」
客「おい、あすこにいるのレーマンじゃねーか(笑)」
客「本当だ(笑)」
客「カーンよりも俺のほうが上だっていってたクセに(笑)」
レーマン「おそろしい男だ、ジェームス」
「1-1の同点で、ロスタイムに入ってたあの場面であいつは……わざとPKを与えた」
「アンリをわざと倒してPKを与えてそれをストップ、なおかつカウンターを仕掛けて勝ち越し」
「それがあの一瞬にジェームスの描いたシナリオだったにちがいない」
バルテズ(自信があったというのかあいつめ…)
(オレがやつでもそうしただろうがな…)
このとき、バルテズはジェームスが自分の地位まで昇ってきたことを確信した。
そして、ネタ系GKとしてのボケはどちらが上かも。
(ロスタイムにPKを与えたジェームス)
(あえてパンチングにいかず、アゴでシュートを止めたバルテズ……か)
レーマン(笑)「ち……お前ら。オレのいないとこでナンバーワン争いするなよな」