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インテリスタへ
この手紙をもって僕の会長としての最後の仕事とする。
まず、チームの病態を解明するために、知っての通りザッケローニにチーム解剖をお願いした。
以下に、インテルについての愚見を述べる。
インテルの再生を考える際、第一選択はあくまで補強であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、補強の失敗を発見した時点で他の選手への転移をきたした進行症例がしばしば見受けられる。
その場合には、ポジションチェンジを含む3-5-2への変更が必要となるが、残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからのインテルの飛躍は、インテリスタの常勝を信じられる力にかかっている。
君達にはインテルの復活を生暖かく見守っていてもらいたい。
遠くない未来に、インテルによるCL、セリエの制覇がこのスレに届くことを信じている。
僕の失敗を笑いのタネでもいい、君達がサッカーを楽しむ肴にしてくれれば嬉しい限りだ。
屍は生ける師なり。
なお、自らインテル再生の先頭指揮にあたる者が光を見出す事ができず、
何もせず君達の期待に報いざることを心より恥じる。
マッシモ・モラッティ 03/1/18