ジーコ代表監督で日本は生物学的に弱くなる Part19
122 :
日本、アジアの目標 ジーコ代表監督、カレカ氏と対談1:
(基本システム)
カレカ(以下――で)ジーコ、久しぶり。あなたが日本代表監督に就任して驚いた。鹿島のテクニカルディレクター
(総監督)やブラジル代表のコーディネーターとしてのジーコしか知らなかったからね。
ジーコ(以下「」内の言葉)「代表監督になるなんて想像していなかった。なれるとも思っていなかった。
監督の責務は大変だから。選手なら自分の調整だけを考えればいいが、監督はチーム全体を
掌握しなければならない。大変さはわかっているつもりだ」
――コーチングスタッフの日本人がフィジカルコーチだけなのは?
「当初、ヘッドコーチは山本氏に任せるつもりだったが、五輪代表監督に据えた。過去、フル代表と
五輪代表を1人で見て失敗したブラジルの例もある。二つのことの同時進行で、いい結果は出ない。」
――基本システムは?
「4-4-2が一番フィットすると思う。頭を悩ませているのは、典型的な左サイドバックが少ないことだ。
だからといって、他のポジションの選手をコンバートするやり方は嫌いだ。所属クラブと違うポジションを
代表でやらせるなんてナンセンス。唯一の例外は服部だ。彼は磐田ではボランチだが、過去に長いことサイドバックを
やっていた。多田、生粋の左サイドバックがいれば、能力が多少は劣っても、その選手に賭ける」
――今回、黒部が初選出だね。
「京都をJ1に引き上げる原動力になった。僕が見た京都の全ての試合で頑張っていた。
鹿島のテクニカルディレクター時代、フロントに黒部獲得を推したくらいだ。すべての選手に言いたいのは、
一生懸命に頑張れば、必ず僕が見ているということだ」
123 :
日本、アジアの目標 ジーコ代表監督、カレカ氏と対談2:03/03/25 19:24 ID:ANyFkxfo
(海外の選手)
――日本の武者修行の相手は南米勢と欧州勢のどちらがいいのかな。
「僕が感じるのは、海外で試合をする必要性だ。アジアレベルでなら、日本は足跡を残してきた。
世界と肩を並べるには、海外に出て勝利をもぎとらなければならない。イラクと米国の戦争が
本当に起きるなんて思っていなかった(米国遠征中止は)大きな障害になった」
――海外で活躍する日本人が多くなったね。
「そう、9人もいる。僕は良くアフリカ選手のことを例に挙げる。アフリカの強国の選手は欧州で
覚えた技術を自国に持ち帰っている。日本の選手も、海外でいいプレーをしようというだけではなく、
経験を代表チームに生かさなければならない。国内にいる選手より、強い危機感をもたなければいけない」
――世界のサッカーの流れをどうみる?
「去年のW杯でも思ったけど、まだ個人のタレント性は重要だね。確かに戦術は大事だよ。
でも、いいタレントがそろわなければ、どんな戦術も使いものにならない。ブラジルが優勝できたのは
ロナウド、ロナウジーニョ、リバウドたちが板から。ドイツも、バラックやカーンのタレント性だった。
逆にポルトガル、フランス、アルゼンチンはタレント性のある選手が沈没し、チームも沈没した」
――チームを変えることの出来る選手は?
「迷うことなく中田英だね。中村もそうだ。W杯ではずれた理由はわからないが、今、彼はレッジーナで
アシストを記録し、セットプレーのキッカーだ。偉大な司令塔の資質を持っている。彼には自分の力で
勝負の流れを変えられる事を感じて欲しい。中田英と小野はその役割をすでに果たしているし、稲本も
そうなろうとしている。この4人が固い決意で働いてくれるなら、代表チームの基幹となるすべての要素を
手中の収めたと考えていい」
124 :
日本、アジアの目標 ジーコ代表監督、カレカ氏と対談3:03/03/25 19:25 ID:ANyFkxfo
(W杯予選)
――昨年のW杯で韓国は日本よりいい成績を収めたが、その原因は?
「その答えを出すのは、気持ちがいいことじゃない。ただ、日本は自国開催の有利さを生かせなかった。
自分達の実力はこんなもんじゃないということを認識しておらず、ベスト16で満足してしまった。
1次リーグと決勝トーナメント1回戦のトルコ戦の心構えは違っていた」
――次のW杯予選のライバルは韓国か?
「いや、もっと難しい展開になると思う。W杯での日韓の活躍は、アジア諸国に『自分達もできる』と
認識されてしまった。今、日本と韓国の立場は、南米のブラジルとアルゼンチンのようなもので、
日本の対戦国は真っ向から勝負したがらない。昨年の釜山アジア大会で日本―パレスチナを見たけど、
パレスチナはすごい形相で球をクリアしていた。でもウズベキスタンと対戦した時は普通だった。
日本は相手が必死で来ることを認識しなければならないね。」
「パレスチナにはチリから国籍を移した選手が多くいた。このことからも、パレスチナがW杯予選突破を
狙っていることはわかる。すべてのアジア諸国が狙っているとは思うんだ。甘い戦いは一つもない」
――今日は楽しかった。ありがとう。
(構成・中小路徹)
125 :
:03/03/25 19:26 ID:ANyFkxfo
以上です。
素人なんで、戦術に関してはわからないのですが
思ったこととして、この人は考えが古いのかなというのと
黄金のカルテットにべったり依存するつもりかな・・・と言うことです。
どうしようか悩んでいるようだけど。