北中米【CONCACAF】カリブ海 part4

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NEWSWEEKの03/01/22号が、「13歳の天才少年がW杯を制する日」って
タイトルで、ガーナ生まれアメリカ育ちの超有望株を紹介している。
一部抜粋。

「すでに少年は伝説的な存在だ。ユース世代のサッカーに関心のある
アメリカ人なら彼の名を知らない人はいない。
その名はフレディ・アドゥ。2001年、まだ12歳だったアドゥはメリーランド
州のチームを全国大会優勝に導いた。
そんなアドゥに関心をもったのが、米U-17代表のジョン・エリンジャー監督。
彼は大会にアドゥを呼び、年長の選手たちと一緒にプレーさせてみた。
彼のプレーは予想をはるかに越えていた。たとえばフルスピードで走り
ながら、左足のアウトサイドでパスを受ける。そのままボールをちょんと
浮かせ、相手DFの頭を超えてから再びキープする。この間、スピードは
まったく落ちない。
「自分の目が信じられなかった」とエリンジャーは言う。「でもあの子は
もう一度同じことをやってのけた。今度は右足でね。」
アドゥは米サッカー界の顔になるかもしれない。現在13歳だがすでにU-17
代表に入っている。もちろんチーム最年少だ。
8歳でガーナからアメリカに渡って以来、アドゥはコーチや対戦相手を
驚かせつづけた。サッカー関係者は彼の出現に喜びを隠せない。スピード
は抜群でめきめきと加速。視野は広く、170cm64kgの体格とは思えない強さ
もある。とくに素晴らしいのがボールキープ力。相手がプレッシャーを
かけているときも、ボールが糸で足に繋がっているようだ。「プロにも
やれないことを平気でやる」とエリンジャーは言う
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アドゥ自身はこんな周囲の騒ぎを「気にしないようにしている」と言う。
「僕はただ楽しくプレーしたいだけ」。それでも弾けるような笑顔を見せ
ながらこう白状した。「自分のプレーに驚くことは時々あるよ」
彼にしてみればアメリカでサッカーをしていること自体が驚きだ。
母親が永住許可証の抽選にあたった時、ガーナの友人たちはアメリカ人は
サッカーができないと言い立てた。
しかしそんなことはなかった。
「皆すごくうまくて、僕が何でも一人でやる必要はない」。新しいチームメイト
とともにアドゥはこれまで30試合に出場し、19ゴールを決めている。
【中略】
アドゥは米サッカー界初の国際的なスターになるかもしれない。高校では飛び級
で学んでおり、15歳で卒業する見込み。その後史上最年少で米プロリーグに
登場しそうだ。
もっと身近な目標もある。99年のU-17世界選手権でアメリアは4位になった。
だがアドゥは今のU-17代表なら今年8月の大会でさらに上位を狙えると考えて
いる。出場するには米国籍が必要だが、近く取得できる見込みだ。
「アメリカのユニホームを着る日が待ち遠しい」とアドゥ。
「もう気持ちはアメリカ人だよ」 記事:マーク・スター