【金度勲、ヒディンク号再乗船野望】 3/17
http://korea.hanmir.com/ktj.cgi?url=http://www.hankooki.com/ds_soccer/200203/s2002031713444522510.htm (日刊スポーツ)
「プロ舞台でゴール爆風を巻き起こし、W杯出場の火種を灯す」
「爆撃機」金度勲(キムドフン/32・全北)が、20日全州で行われる浦項との2002アディダス杯
開幕戦に向けて意気込んでいる。代表落ちして消沈する金度勲だが、大会で派手なゴール
爆竹を炸裂させて代表合流の可能性を探ろうと、グラウンドに立つ瞬間を指折り待っている。
W杯出場を熱望している金度勲に吹く風は、全くの逆風というわけでもない。ヒディンク代表
監督は最近のインタビューで、「金度勲を代表チームから完全に排除したわけではない。彼の
プレーぶりはこれからもチェックしていく」と、まだ代表選出の可能性があることを示唆した。
金度勲が個人的に、ヒディンク監督をはじめ代表チームに寄せる思いは複雑だ。代表の固定
メンバーとして活躍してきたにもかかわらず、W杯まで残り少ない大変重要な時期に、スペイン
遠征メンバーから外されたからだ。
しかし金度勲は気持ちを入れ替え、自身の位置で最善を尽くすという方向に心を整理した。
個人的な感情は果敢に振り切って、自らに与えられた役割を全うするべく決意を固めた。プロ
舞台で最高のゴールゲッターとしての面目を施すこと、それこそがまさに自分の進むべき道だと
再確認した。
スペイン遠征を終えて今月末に帰国する代表チームは、4月の一ヶ月のうちに解散と再招集
を繰り返す。金度勲がプロ舞台と、月末に行われるアジアウィナーズカップで優れた活躍を見
せれば、代表に再抜擢されるチャンスはまだ十分に残っているといえる。
金度勲は、「サッカーは私の人生だ。代表選出とは無関係に全力を尽くさなければならないし、
所属チームのためにもそうでなければならない。結果的にワールドカップ出場がかなえばいい」
と語り、物静かな中にも確固たる覚悟を明かした。