◎◎　A.C.PARMA　22　◎◎

■カンナヴァーロ。
―もうすぐ最終戦だね。今の気持ちは？
「今年最後のタルディーニの試合やな。・・でもな、先はどないなるか、まだようわからんね。
僕、コッパイタリアのセカンドレッグはサスペンドやんか、せやからこれ、ファンの皆の前での最後になるねん。
お別れ言わなあかんねんな。さんざんなシーズンやったけど、この最後の試合はほんま、僕にとっては意味が大きいねんで」

―昔の話なんていいかな。ここに来たとき・・
「はっきり覚えとる。95年や。7年も居ったねんな。ええ7年やったな。
パルマで僕はナショナルチームに入れるようになったねん。ほんま感謝やな。なあ。」

―仕事でもプライベートでもいろいろあったね。印象に残ってるのって？
「ぶっちゃけて、全部やねん。ここに来た最初の日から、僕、なごんどったわ。
・・な、これお別れのインタビューちゃうねんで。パルマの皆にお礼言うとるだけやで。」

―クラブの事について何か話してくれる？
「ここに来たとき、パルマてな、全然今と違うとったねん。目標もちゃう。
それが、だんだんメジャーになってん。ビッグクラブにも勝てるようなったねん。
スクデットこそまだやねんけどな、ええ結果も、ぎょうさん残しとるやんか。僕らスクデットが取れるだけの力はあったねん。
実現できんかったの、めっちゃ悔しいけどな。」

―監督について。
「ぎょうさん居ったで。スカラさん、アンチェロッティさん、
マレザーニさん、ウリヴィエリさん、カルミニャーニさん、パッサレラさん、サッキさん・・
皆さん、監督としても人間としてもええ人やで。一人だけ誰がええ言われたら、アンチェロッティさんやな。
カルチョを通じて以上の、ほんまええ関係やで。なあ。」

―チームメイトについて。
「ストイチコフからナカタまで、これもぎょうさん凄いのんがおるで。皆、ただの選手ちうだけちゃうねん。
人間的にええねん。皆からいろいろ勉強させてもろたがな」

―メディアについて。
「お互いに正直で、敬意をはらうべき関係やと思うとる。
メディアには誉めちぎられる反面で、しょーもないことしてまうと、同じメディアにボロクソ言われるもんやねん。」

―ファンについて。
「えらいおおきにな。ほんま、おおきにな。このシーズン、ホンマ沁みたで。
こんな状態なってもたら、もしパルマやなかったらB落ちしとった思うねん。
Aに残れたんは、ファンが、僕らどないなっても支えてくれて、落ち着かせてくれたからやと思う。」

―ご自分としてはどうだった？
「ごーっつ難しかったで。12月なんて僕ら全員ヘコみきっとったやんか。
そこに、カルミニャーニさんが来て僕ら安定させて、どないしたらええんか理解させてくれたねん。
おかげでなんとか復活できたがな。」

―ヴェネツィア戦までの間はどうするの？
「半端やのうナーヴァスなるやろな。この７年、最終戦いつもやねんけどな。
僕な、いつもクラブのためにベストやと思うことやってきた。何も恥ずかしいことなんてないでえ。」

―フリーキック、やる？いつか残留決まったらやりたいって言ってたじゃん。
「どうやろか。シーズン中ずーっと、いっつも練習の最後にフリーキックの練習やっとんねんで。
ディバイオに、もし残留決まったら１つ僕にやらせろて、言うてはおるねん。
あとは審判が僕らにやらせてくれるかやな」

―最後5分残して交代するとします。誰にキャプテンマーク渡します？
「迷わずベナリーボ。パルマのシンボルやんか。それに最高の友達や。
7年ずーっと、遠征で部屋同じやったねんで。もうお互いの一部になっとるがな」