思い出に残る食事 2

このエントリーをはてなブックマークに追加
582もぐもぐ名無しさん
夏の日の暑い午後だった。某和風ファミレスでの出来事。

幼い息子が「クリームソーダ」を欲しがった。
はじめての炭酸体験、
私も主人も(どんな顔するかな?)とワクワク。

そして一口、息子は満面の笑顔で「おいしい〜〜〜」
隣席の老婦人もおもわずニッコリ(^^)
ほんとうにおいしそうに、息もつかず飲んでいました。

ふいに、彼は顔をあげた。何かいいたそうな・・・口が・・・

  「がほっ」「ぼえっ」「おげっ〜〜げ〜」

そう。炭酸に慣れていない彼のノドはその気泡に耐えられなかったのだろう。
・・・・やってしまった。

テーブルの上の料理は 彼の口からあふれ出た
うすグリーンの液体と白い泡となったソフトクリームと
さっき食べたざるソバ(細切れ)で覆われた。
私は半分意識を失いながらも、そのエメラルドグリーンの海に
ジャケットを掛けて視界から消し去った・・・
583582続き:2001/06/18(月) 10:07
その1年後。もう大丈夫か、と再びクリームソーダを飲ませた。
よもや同じ運命が待っているとも知らず・・・

嗚呼、クリームソーダよ。もう2度と彼に近寄るな。