新・お米屋ですが何でも質問に答えます。

このエントリーをはてなブックマークに追加
15もぐもぐ名無しさん
反応は薄いという以上に総スルーに近いものだった

僕は少なからずショックを受けた。それでも、反応してもらおうと自演も交えて僕の設定を考えてみてもらう方向にして書き込み。
が、やはり反応は冷ややか且つ重箱の隅をつつくかのような指摘ばかり。
(僕の考えたのものは絶対スレを面白くしようとするものなのに、どうして粗ばっかり探そうとするのか?
そんなことばっかり言ってたら話が進まないじゃないか!)

『こいつらは何故こんなにも偉そうに他人を否定できるのか?』
僕の憧れたスレは日を追う毎に憎しみの対象へと変化していった。
まるでスレが一個の人格になり、自分を否定されたような錯覚を生み出してしまったのかもしれない。
『…目障りだ…。』
『めちゃくちゃにしてやる…。』
『2度と2ちゃんで議論なんてできないように…』

その日から僕は以前の煽り中心の僕に戻った。
嫌、正しくは粘着荒らしという奴か
直球の煽りから、物語自体に関して熱の冷めるような小技を使うような書き込み。
新参なんか目じゃないほどWikiやまとめに目を通してる僕が、今更新参の底の浅い議論の論破なぞ簡単だった。
あいつらの反応は実に愉快極まるものだった。煽りや荒しに対して免疫のない奴が多かったんだろう。
僕ももちろん煽りに反応する住人のように自演もした。

そして思い通りに、スレは次第に腐りだしていった。便乗荒らしがやりすぎなくらいに荒らし、その数は増えていった。
その行為はまさに憧れの女を陵辱する行為に似ている。しかしその時の僕は気付けなかった。
愛するが故に憎しみに変わった僕の思い。
一番完成を楽しみにしていたはずのファンだった僕。
本当は自分の才能の乏しさが憎かったのだという僕。
陵辱が成ってしまった今、現状に虚しさを感じているのは僕だった…。