【中国】下水でプーアル茶製造!?「ニセ熟成茶葉」工場
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050728-00000007-scn-int 熟成年数でその価値が高まるプーアル茶だが、長期熟成に見せかけた「ニセ熟成茶葉」を、劣悪な環境下で製造しているケースもあることが明らかになった。28日付で信息時報が伝えた。
信息時報の記者が取材した広東(カントン)省・四会(しかい)市のプーアル茶工場は、ブタ小屋を改造したもので、
工場の脇には下水が流れていた。茶葉を湿った地面に積み、細菌の増殖を促進させて発酵を速めるために下水をまいており、一部の茶葉にはカビやうじ虫が発生。さらに、プーアル茶独特の香りを出すために、人工香料を吹きかけるといった始末だ。
プーアル茶の発酵には、通常少なくとも45日程度かかるが、この工場で製造する「ニセ熟成茶葉」はわずか20日で発酵を始める。完成した茶葉は5年、10年ものとして、350グラムあたり1000−2000元の高値で市場で売られている。
専門家は、「ニセ熟成茶」の表面には白い斑点があり、茶葉の色が黒っぽいため、識別が可能だと説明している。(編集担当:伊藤亜美)