【屠殺残酷】 畜産動物を食べないという食生活 2

このエントリーをはてなブックマークに追加
929もぐもぐ名無しさん
子牛は普通、1年ほど母親と一緒に生活を共にします。
しかし工場においては、それでは市販用のミルクを子牛に飲まれてしまうという理由から、
生まれた日、または数日で子牛は母親から離されるのです。子牛は自分の体とほぼ同じ大きさ、
つまり身動きできないような仕切りの中に閉じ込められます。首も縛り付けられており、
少しも動けない監禁状態におかれます。

これは、子牛が運動できてしまうと、筋肉が発達し、柔らかい肉ができないからなのです。
子牛には大好きな干し草も与えられません。干し草には鉄分が含まれているからです。
鉄分を摂らせずに子牛を貧血状態にすることによって、白身がかった極上の肉ができるのです。
そのために与えられる代用ミルクには、脂肪、糖分、抗生物質などが含まれており、これによって
子牛は急速に成長します。彼らは鉄分が欲しくて、仕切り材やくぎなど、まわりにある金属を
なめようと必死になり、これによって病気になることもあります。晴れた日であろうと、
子牛はおとなしくするようにと真っ暗な部屋に置かれます。そして出荷される頃には貧血の
状態は大変ひどくなっています。母親から無理に引き離され、また貧血がひどいために、
多くのストレス反応も起こります。

ミルクしか与えないことから生じる貧血状態が幸いして、筋肉組織には色素形成力が欠如するために、
屠体にしても黒ずむことがない。ミルクには鉄分が入っていないから、したがってそれは、望ましい
最終製品を与えてくれる唯一の飼料原料なのである。
ほかの餌を避けなければならないのは、それらに鉄分が含まれているからにほかならない。
わけても、微量無機物の食塩や乾草や敷きワラなどは鉄分の給源になるので避けねばならない。
穀類もまた、給餌プログラムにあってはならない。生理学的見地からいって、このようなかたちの
栄養プログラムでいくと、動物に著しいストレス反応を起こさせることになる。10週齢に近づくにつれて、
それは特にひどくなる。

そして肥育期間が日1日と長くなるにつれて、エネルギーの利用度、病気にたいする抵抗力、
成長率などがことごとく低下し、結局は死ぬのである。