【←鼠】菜食良かった事困った事9【の歌を聞け】

このエントリーをはてなブックマークに追加
661虫に聞け ◆Rkwnr/BQ7Y
>>645-646
丁寧な説明恐れ入ります。それにそって俺の考えを言います。
>人間の倫理が「社会をその時点で効率良く運営するためのフィクション」

これを肯定していません。ある一定まではこれでいい。
俺は倫理を「成熟した(完成した)人間社会内において人がとるべき規範」と考えてます。
つまりゴールがある。不完全なうちは順次その規範は変更され指摘のものでいい。
成熟した社会とは何か、という問題がでてきますが、俺なりの答えは
「民主主義による平和」が達成された社会(それくらい世界的に民度が向上した社会)を想定しています。
民主主義国家間では戦争を起こさない、民主化の拡大によって国際関係は平和に向かうという
仮説ですが、これは正解だと思ってる。国家間戦争がない社会=成熟した社会、一つの目安です。
実際は民族、宗教問題があり、そこに地下資源をめぐる利権が絡み民主化の拡大は容易じゃない。
永久に無理かもしれない。例え無理であってもその社会を想定は出来る。
そういう社会にあって人がとるべき規範を「倫理」と考えてます。
よって「線引き」は「恣意的」であるのは不完全なうちで、最終的には固定されるべきもの。

アレントの皮肉は知ってます。
>「人情に厚いペットのヤギと、程度の低い他人では、そのどちらが人間か」
 「知能のあるクジラと、言葉は通じるが劣悪な個人と、どちらが人間であるか」

俺の答えは単純。「程度の低い他人」「劣悪な個人」が人間です。
うちでは溺愛してる犬がいる。この犬と極悪人例えば麻原のような者と較べ
どちらが人間かと聞かれれば「麻原」です。
ペットは人間並みにあつかい擬似人間として家族同然でも最終的には犬は犬です。
どこで線引きするかは簡単。動物学的に線引きすべきで他の基準を当てはめるべきではない。