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もぐもぐ名無しさん:
私はさほど裕福ではないが、しっかりした家で育った。
祖父はかなり厳格な人間で、非常に厳しくしつけられた。
中でも友達関係にはとても厳しかった。
子供の頃、友人を家に招いて遊んでいると、祖父はその中の1人の耳をつかんで表に引きずりだした。
「お前はこの家に入ることは許さない!」と怒鳴りつけた。
私はなぜ祖父が仲良しの友達にそんなまねをするのか理解できず、その頃は祖父をひどく嫌ったものだ。
子供の頃は気にしなかったが、祖父が家に入ることを禁じた友達はどうやら朝鮮人だったようだ。
一方、祖父と異なり、おおらかな家風の家も近所にあった。
その家では、朝鮮人の子供が家に入ることを禁じることもなく、家族ぐるみの付き合いをしていた。
その友人は、「昨日は焼肉を食べさせてもらった」とか「めずらしい辛い料理を食べた」と自慢していた。
私は、焼肉など食べたことがなかったので、その友人がひどくうらやましかったのを覚えている。
しばらくすると、その友人の両親が殺され、家からは金目のものが一切合財なくなっていた。
時を同じくして、家族ぐるみの付き合いをしていた朝鮮人が警察につかまった。
人づてに聞いたところによると、朝鮮人一家は子供を家にあがらせ、かくれんぼなどをする中で金目の物のありかを探らせていたという。
さらに家族ぐるみの付き合いをすることでそれを確かめ、家の間取りや鍵の具合などを調べていたそうだ。
友人の家よりも、我が家のほうが経済的に恵まれていたが、朝鮮人一家は親切にしてくれた友人の家へ盗みに入ったのだ。
さらに、帰宅して鉢合わせになった友人の両親を刺し殺したという。
両親をなくした友人は、遠くの県の親戚の家へ引き取られていった。
仲の良かった友達と遊べなくなった私は、とても悲しかった。
祖父は食事をしながら吐き捨てるようにこう言った。
「鮮人を家に上げるから、あんな目にあうんだ。あいつらは平気で恩を仇で返す」
その朝鮮人一家は人付き合いのよい、傍目には「いい人たち」であった。
『いい朝鮮人もいる』そんな話を私は信じることはどうしてもできない。