お粥・お茶漬けが嫌いな人っています?

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84もぐもぐ名無しさん
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拙者は以前京都人の心の豊かさを実感したことがある。
今回は拙者の貴重な体験談を皆の衆にお伝えすると共に、京都人のもてなしの心というものを紹介したい。
それは京都の取引先のご自宅を訪問したときの事である。
お茶と和菓子を出され、会話もはずみ2時間ぐらい経過したときであろうか。
先方の奥方が
「そろそろお茶漬けでもいかがどすか?」
と聞いてきたのである。
丁度私も小腹がすいていたので、
「ほーけ、ちょっとお腹もすいてきたし、頂いていこうか。」
と答えた。
すると
「今から、ご飯炊きますすさかい、ちょっと待っといてくれやす。」
と言う事で、小一時間待っているとやっとお茶漬けが出てきた。
たかがお茶漬けと言うなかれ。
普通はお茶漬けといえば冷めたご飯のお茶をぶっかけたものを思い浮かぶが、
ここの奥方はお茶漬けを提供する為にわざわざ熱々のご飯を炊いてくれたのである。
そして熱々のご飯の上には梅干と塩鮭の切り身と天然おろしわさび、そしてすりごまがかけてあった。
拙者は真心のこもった京のお茶漬けを堪能しつつ訪問先を後にした。
石川には「能登はやさしや土までも」という格言があるが、
拙者は「京はやさしやお茶漬けまでも」と思わずつぶやいてしまった。
聞くところによると、京都には客人をお茶漬けでもてなす風習があるらしい。
金沢は観光都市として日本を代表せねばならぬが、まだまだ京都に学ぶところが多いと悟った京都出張であった。