食の安全安心について語るスレッド

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160もぐもぐ名無しさん
★BSE対策見直し諮問案に不満続出/食品安全委

 食品安全委員会のプリオン専門調査会は16日、厚労・農水省が諮問した
牛海綿状脳症(BSE)対策の見直し案で本格的な議論を始めた。特定部位
による肉の汚染を起こす可能性があると畜方法(ピッシング)で、複数の委員が
厚労省の見直し案に不満を示し「いつまでに何割のと畜場で中止するか具体的な
数値目標を示すべきだ」と指摘した。
 飼料規制では、配合飼料や輸入飼料への肉骨粉混入の有無を確かめる調査の
実効性に議論が集中した。農水省に対し過去に輸入した飼料の輸入時期と量を
詳しく数字で出すよう注文した。
 同専門調査会は、20カ月齢以下の牛をBSE全頭検査から外すなど対策を
見直した場合、人のBSE感染の危険がどれだけ増えるか数字で示すのが最終的な
課題になっている。
 国内の死亡牛検査で発見したBSE感染牛で、特定部位以外の末梢神経から
病原体がみつかった問題も議論した。北本哲之委員が「症状のない潜伏期でも
末梢神経に病原体が蓄積する可能性があれば特定部位に指定する必要がある」と
指摘し、科学的なデータを集めて慎重に議論を続けることにした。
 問題のBSE感染牛は94カ月齢と高齢で、坐骨神経など末梢神経からの検出量は
感染牛の脳に比べて1000分の1から500分の1と微量だった。ただし、
末梢神経は筋肉に近いため、山内一也委員は「全頭検査をしなくても特定部位さえ
除去すれば(肉は)安全ということにはならない」と指摘し、全頭検査と特定部位
除去の二重の対策の必要性を指摘した。

【日本農業新聞提供】 2004年11月17日更新 http://jliadb.lin.go.jp/news/news_2.html

関連リンク
◆食品安全委員会:プリオン専門調査会
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/
日本における牛海綿状脳症(BSE)対策について-中間とりまとめ-[PDF] -
http://www.fsc.go.jp/sonota/chukan_torimatome_bse160913.pdf